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「日本の生き筋―家族大切主義が日本を救う」北野幸伯著

  • 書名 日本の生き筋―家族大切主義が日本を救う
  • 監修・編集・著者名北野幸伯
  • 出版社名育鵬社
  • 出版年月日2018年12月 2日
  • 定価1600円+税
  • 判型・ページ数319ページ
  • ISBN9784594081171

四書五経の一つ「大学」は「修身、斉家、治国、平天下」と説いた。天下が平和であるにはまず国が統治され、さらに家庭が円満でなければならない、と。だが現在の日本はどうか。長時間勤務が常態化した労働環境の影響で家庭は荒廃し、子育ては難しく、熟年離婚も深刻化。少子高齢化が進む暗黒の未来予測が定着するなか、果たして明るい方向にイメージを転換させる具体策はあるのか。その策を堂々と、メールマガジン調のソフトな表現で提示したのが本書である。

日本が導入すべきなのは「ドイツ型働き方改革」。子供を3人産んだ家庭には「住宅購入のローンを国が肩代わり」。農業振興と育児に効果がある策として「公立の学校で和食の朝給食を導入すべし」など。特に住宅購入の補助は、ロシアで合計特殊出生率が飛躍的に高まった実証済みの方策だ。著者が示した数々の提案により、読後には日本の未来に希望を持てるだろう。

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