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仕事をする人ならば覚えておきたい「目」のNG生活習慣

  • 書名 いつでもどこでも目がよくなる小さな習慣
  • 監修・編集・著者名今野清志
  • 出版社名大和書房
  • ISBN9784479307051

「疲れがたまっている」「あまり調子がよくない」と思っていてもなかなか休ませられないのが「目」です。

目が重く感じていたりしても、仕事となればパソコン画面を見ないわけにはいかない、というビジネスパーソンは多いでしょう。
目の疲れは、たまり続ければ眼病のリスクを上げるだけでなく、肩こりや頭痛を引き起こして身体全体の調子を崩す元にもなります。

仕事で目を酷使するのは仕方がないとしても、普段の生活で目の疲れを助長するようなことはなるべく避けたいもの。
よく言われているのはパソコンやスマホから発せられる「ブルーライト」ですが、それ以外にも日々の生活の中には意外に知られていないNG習慣があります。

そんな「目」にまつわる意外なNG生活習慣を 『いつでもどこでも目がよくなる小さな習慣』(今野清志著、大和書房刊)から、紹介してみましょう。

■空調が整ったオフィスほど「ドライアイ」になりやすい

デスクワークをするオフィスのほとんどで整っている空調設備。

夏は涼しく冬は暖かい空調は、仕事のみならず、プライベートの生活でも欠かせないものになっています。ところが、この空調が意外に「ドライアイ」の大敵になっているかもしれません。

一年を通じて「快適な温度」にしてくれる空調設備ですが、「湿度」を気にしたことはありますか?

東京の場合、夏場の湿度は70%前後、冬場は50%を切るのが普通ですが、空調設備が整ったオフィスの湿度は20%以下になっていることがほとんどだと言います。これではまるで乾燥室で仕事をしているようなもの。

ドライアイに悩んでいる人は、オフィスでは小型の加湿器などを置いて、乾燥対策をしておいたほうが良いかもしれませんね。

■室内の照明環境で「目の疲れ」は変わる

オフィス全体が蛍光灯で照らされている。こんなどこでも見かける当たり前の光景が、実は目の健康にはあまりよくないようです。
今野氏によれば、「できれば天井照明を消して、窓から入る自然の光や卓上スタンドのやさしい光」だけで作業をするのがよいといいます。

オフィス全体の天井照明を消すというのは個人の裁量で行うのは難しいですが、一人で作業できる空間ではなるべく気をつけたいところです。

卓上スタンドは、シェード(電球を覆うもの)のあるタイプを使うといいでしょう。シェードの色は目に優しい緑色がおすすめです。オフィス全体の照明が消せないなら、目をリラックスさせる緑色のアイテム(小さな観葉植物など)をデスクの上に置くなどしておきましょう。

また、卓上スタンドを使う際に気をつけたいのは、光源の位置を時折変えること。
いくら目に優しい光でも同じ方向から光が差し込むと、目への負担が左右で偏ってしまいます。一日置きでもいいので、スタンドの配置は変えるのがベストです。

 ◇

毎日いる環境や普段の生活で何気なくやっていることが、意外に目の健康を損なうNG習慣になっていることは多いようです。

「目」は当たり前に使えているので、メタボや内臓系の病気などに比べてあまり真剣にその健康度合いに注目しないもの。しかし、今野氏は「目の不健康は万病の元」だと言います。 ちょっと習慣を変えるだけで目への負担はかなり軽減できるはずなので、思い当ることがあったら改善していったほうがいいのかもしれません。

(ライター/大村佑介)

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