「お金のために恋人を捨てられますか？」一流コーチが明かす富豪になるための本当の資質

あなたは今の自分の収入に満足しているだろうか。

「もっと稼ぎたい」という人は、自分の心に聞いてみてほしい。

「ぼちぼち稼げればいい」のか。

それとも「人がうらやむような大金持ちになりたい」のか？

どちらを望むのかで、必要とされる資質もやるべきことも違う。

■「ぼちぼち稼ぐ」のは難しくない！

『大きく稼ぐ経営者になる脳のアップグレード術』（現代書林刊）の著者で、日本のイメージトレーニング研究のパイオニアとして知られる西田文郎氏は、「ぼちぼち稼ぐこと」は難しいことではない、としている。

まずは「お金を稼げない人」がおうおうにして持っている、「お金を稼ぐことへの嫌悪感」や「お金持ちは汚い」といった意識を捨てること。

無意識にでもお金をバカにしたり、軽んじたり、汚いと思っている人間は、必ずその考え方に影響される。「清く貧しく」を良しとしている人は、潜在意識にひきずられてお金を稼げない。

■「稼げない人」が「稼ぐ人」に進化するために必要な2つの秘訣

世の中には、大きく分けると3種類の人間がいる。

・稼げない人　

・ぼちぼち稼ぐ人

・大きく稼ぐ人　

この差をつくり出すのは、仕事の能力や才能ではない。

稼ぐことに対する心理レベルの差だけである。

つまり、「稼げない人」が「ぼちぼち稼ぐ人」になるのは、本気になるだけでいい。

ただし、本気は必死とは違うことを知っておこう。

ほとんどの人は、締め切りや納期、ノルマなどのプレッシャーを感じると必死になる。プレッシャーは、不安や恐れなどのマイナス感情から生まれるので、自己防衛的だ。

このようなマイナスイメージでは楽しくないし、現状を打破するパワーもない。創造力やイマジネーション、判断力や決断力、意欲にも大きな差が出てくる。もっと稼ぎたいのならば、お金を稼ぐことにワクワクして「本気」で楽しめばいい。

本気になるのに必要なのは、たった２つだ。

1.目標を持つ。

2.目標をどう実現しようかといつも考える。

目標を持ち、どうしたら実現できるかをいつも考えていれば、イヤでも「ぼちぼち稼ぐ人」になるはずだ。目標とは、潜在意識を引き出す最高の仕掛けなのである。

「願望を持つ」「目標を設定する」――これはいまや成功法の常識でもあるから、解説するまでもないと思う。「ぼちぼち稼ぐ」範囲であれば、これだけで十分だろう。

■あなたは成功のために恋人を捨てられるか

ただし、「もっと大きく稼ぐ人」になりたいのなら、それだけでは不十分だ。なぜなら、脳には次のような性質があるからだ。

・小さな願望は描けても、大きな願望は描けない（ムリだと思うから）

・小さな目標はもてても、大きな目標は持てない（自信がないから）

・大きな願望は、長続きしない（疲れてくるから）

大きく稼ぐためには、ここを超える心のエネルギーが必要になる。それは、現状を否定することから生まれる。

１億稼いだら次は10億。10億稼いだら今度は100億。この飛躍をリアリティのあるものにするのが「強欲さ」である。西田氏によると、「いやらしいほど強欲になる勇気」があるかが、「大きく稼ぐ人」になるためのキーワードとなる。経済的成功のためなら恋人を捨てることもいとわない。これができる人だけが、大きく稼ぐことができるのだ。

◇

ここまで読んで、「そんなに稼がなくてもいい」と感じる人もいるだろう。プライベートな時間を大事にできて、家族や友達に恵まれ、毎日を楽しく送れるだけのそこそこのお金があれば十分という人もいる。

まずは、あなたがどうなりたいか自分の価値観を大切にすればいい。そして、稼ぎのレベルを意識的に選択することだ。もしそのうえで、稼ぎのレベルを進化させたいと心から思うのなら、なりたいレベルに合わせて心と脳もアップグレードしてみてほしい。きっと実現できるはずだ。

「もっと稼ぎたいがどうすればいいかわからない」

「ある程度稼げるようになったら、仕事に身が入らなくなってしまった」

など、お金について悩む人、人生の中のお金の位置づけについて悩んでいる人には、得るものが大きいのではないか。

（新刊JP編集部）

関連記事

・「反省をしない」森の民が突きつける、私たちの社会への問い

・東京23区、所得水準１位は港区。ではクリエイティブな人の割合が高い区は？

・「敬意なき介護」を変えた　民俗学者の取り組みとは

・三日坊主の人でも継続力がつく　朝にやるべきたった一つのこと

・