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「自信のない部下」にカラを破らせるための上司のひとこととは?

  • 書名 『ドMのあなたが人生を100倍楽しくする100のルール』
  • 監修・編集・著者名﨑本正俊
  • 出版社名KADOKAWA

「自分なら何でもできる」「私には才能が溢れている」と、自信満々に生きられれば人生はきっと楽しいはず。

しかし、世の中こんな人ばかりではありません。何をやっても自信を持つことができず「私には無理」「僕なんてダメだよ」が口癖になっている人も。

少なくともビジネスでは「自信満々な人」と「自信がない人」なら、前者に多くチャンスが与えられるもの。そして自信を持って仕事に臨む人の方が必然的にそのチャンスをつかみやすくなるということも言えます。たとえば、もし自分の部下が「自信のないタイプ」だったとしたらとしたら、どんな言葉がけをして殻を破らせればいいのでしょうか。

今回は、前回に引き続き『ドMのあなたが人生を100倍楽しくする100のルール』(KADOKAWA刊)の著者、﨑本正俊さんにお話をうかがいました。

■自信のない部下はこんな一言で変わる!

――もし自分の部下が「自分なんてダメだ」というタイプだったら、上司としてどんな働きかけや言葉がけをするのがいいですか?

﨑本:自信がないという人に対しては「自信がないことに対しては自信があるか?」と聞いていただきたいです。すると必ず「自信があります」と答えますよ。自信がないということを自信満々に言うんです(笑)。じゃあ自信があるんじゃんという。

そのうえで、上司の方はその自信のなさが何によるものなのかを聞いてみていただきたいです。「何を一番心配しているのか」「何が怖いのか」ですね。これは何かを伝える時や仕事を頼む時必ず聞いた方がいい。

本人は「失敗して怒られるのが怖い」とか「迷惑をかけるのが嫌だ」とか言うんですけど、なんにしても「うまくいくイメージ」が持てないんですよ。だから上司としてはそういうヒアリングを通してうまくいくイメージを共有することが大事になります。

――任せようとしている仕事を少し一緒にやってみるなどですか?

﨑本:それでもいいですし、「これがうまくいったとしたらどうなると思う?」と聞くのもいいと思います。もしそれで「わかりません」ということだったら、やはりうまくいくイメージがない。そこで「どうすればうまくいくか」をピンポイントでアドバイスすればいいわけです。

「自信がない」という人って、実際は人一倍「うまくやり遂げたい」という気持ちや期待に応えたい気持ちが大きいんですよ。その気持ちをうまく積極的に行動する方向に引き出してあげることが大切です。

――「自信のなさ」の原因の一つとしてコンプレックスがあります。たとえば自分の学歴の低さが劣等感となって物事に自信を持てないということがあるかと思いますが、こういう方にアドバイスをするとしたらどんな言葉をかけますか?

﨑本:学歴というのは「学校歴」ではなくて「学んだ歴史」だよと言いたいですね。どこの学校を出たかより、何を学んできたかが大事です。

実際、学歴が大事なのは最初の就職活動をする時だけですからね。学歴コンプレックスを言い訳に使うのではなくて「今から何を学ぶか」と前向きに頭を切り替えて人生を歩んでほしいと思います。

――学歴にかぎらず様々なコンプレックスがあると思いますが、乗り越えるためのポイントのようなものはありますか。

﨑本:ポイントといいますか、自分がコンプレックスだと思っていることって、他人からはそう見えなかったり、気づいていなかったりということが多いというのは知っていただきたいです。

そのうえでコンプレックスを自分の伸びしろに変えるために何をしたらいいかという風に考える。何かをやらなかったりチャレンジしない言い訳にコンプレックスを使っているならもったいないことです。

――「愛されるために何も証明する必要はない」という言葉はとてもいい言葉だと思います。私たちはなぜ愛されるために何かを手に入れる努力をしまったり、ありのままの自分に価値がないと思ってしまうのでしょうか。

﨑本:相手に対して何かをしないと愛されないと思いこんでいるんでしょうね。小さな赤ちゃんを見て、私たちは「かわいい」と思いますけど、赤ちゃんの方は私たちにかわいさをアピールしているわけじゃなくて、何もしていないけど愛されている。本来人ってそういうものなんですけど、みんなそれを忘れているんだと思います。

――仕事をし始めると成果をあげてはじめて評価をされるので、「まず何かを示さないと何も手に入らない」という価値観が染みついてしまいます。自分の手持ちの知識やスキルで何かを証明して、その対価として承認されるという価値観がプライベートまで侵食しているところもあるのかもしれません。

﨑本:本来仕事の価値観はプライベートの価値観とまったく違うもののはずです。仕事がうまくいっていないからといって存在まで否定されることなんて絶対にない。自分の人としての存在価値に条件はないんだと認めることが、人間関係の第一歩なのかもしれません。もしそれでも「自分なんて」と思ってしまうなら、誰かを認める心、誰かを愛する心を磨けばいいんです。

――最後になりますが、本書のいう「ドM」の方々。つまり自信がなく、何をするにしても「自分なんてダメ」と思っている方々にメッセージをお願いいたします。

﨑本:「どうせ私なんて」という言葉からは、少なくとも自分という存在を自分で認めていることがわかります。その自分をどうするか。「私なんか」と思いながら人生を歩むのか、いつかは「俺でもこんなことができた」「『あなただからできた』と言われてみたい」と思って人生を歩むのかというところで、もしこれまでの人生を「どうせ私なんて」と思いながら過ごしてきてしまったのなら、もうその過去は手放してしまえばいい。終わったことは終わったこととして、未来をどうするのかという風に考えるのも一つの選択ですよ。

(新刊JP編集部)

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