カムチャッカの山は魅力的だが怖い

　ベテランの日本人登山家がロシア・カムチャッカ半島のカーミン山（4570メートル）で滑落死した。2019年5月18日に各メディアが報じている。

　カムチャッカ半島には、富士山と似た円錐形の4000メートル級の活火山がいくつもある。ネットで画像チェックすると分かるが、どれも美しく魅力的。最近は、日本から登山に行く人も少なくないという。極寒の地なので、ヒマラヤなどとは違う怖さがあるようだ。

　BOOKウォッチでは埼玉県の深谷山岳会が20年余り前にカムチャッカなどの山に挑んだ記録『千島列島の山を目指して――知床、千島、カムチャッカ紀行』（牧歌舎）を紹介済みだ。この時はカーミン山の登頂も試みたが、強風のため、4400メートル付近で断念している。

『千島列島の山を目指して』

（BOOKウォッチ編集部）