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東京の「水害」リスクを警告

 台風15号で千葉県では今も一部で停電が続くなど大きな被害が出たこともあり、2019年7月に刊行されたばかりの文春新書『水害列島』が注目されている。著者の土屋信行さんは東京都庁で土木の専門家として水害対策にあたってきた。

 土木学会は17年6月、東京湾巨大高潮が発生した場合、経済被害が46兆円、資産被害64兆円、財政的被害5兆円、合計115兆円と推計。東京都では18年、想定最大規模の高潮が襲来すると、最大水深が約10m、浸水が想定される区は23区中17区にも及び、区域内人口(昼間)が395万人に達すると公表している。

 本書では首都直下地震により発生する「地震洪水」についても言及している。

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写真は『水害列島』(文春新書)

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