2024年 4月 26日 (金)

スロートレーニング ダイエットに美肌効果といいことだらけ

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   「筋トレってツラそうだし、ジムに通わないと行けないし、面倒だな~」と思い込んでいる人にオススメなのがスロートレーニングだ。

   プロのアスリートから認知症が心配な高齢者まで、それぞれのレベルに応じて運動効果があがる。しかも道具は必要なく、自宅で簡単にできて、ダイエットや美肌効果もあるという、いいことだらけのトレーニングなのである。

  • 腕立て伏せもゆっくり上げて、腕を伸ばし切らないのがコツ
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「空気椅子」があり、その上に座る感じで

   スロートレーニング、略してスロトレは、文字通り「ゆっくりした動作」で行うトレーニングだ。それがどうして効果があるのか、いちばん基本的なエクササイズの下半身を鍛える「スクワット」を例に説明しよう。動作はこうだ。

(1)両足を肩幅に開いて、両手を太ももの付け根に置く。そのまま、1、2、3、4とゆっくり数えながらしゃがみこむ。しゃがみこんだら、姿勢を止めずに、5、6、7、8、とゆっくり立ち上がり、ヒザが伸びきる手前でストップする。
(2)またしゃがんで同じことを5~10回繰り返す。呼吸方法は、息を吸いなが    らしゃがんで、吐きながらヒザを伸ばしていく。

   普通のスクワットだと、立ち上がった時は関節を伸ばして小休止するが、スロトレでは関節を伸ばし切らず、動作を続けるのがポイントだ。休まずに終始力を入れっぱなしだから、ゆっくりした動作なのに結構キツく、筋肉がパンパンになる。イメージとしては、何もないところに「空気椅子」があり、その上に座った状態を維持しながら動作を繰り返す感じになる。これが、重いダンベルを持って行う普通のスクワットと同程度の運動効果をもたらすのだ。

   スロトレを研究し普及に努めている石井直方・東京大学教授(身体運動科学)の著書『一生太らない体のつくり方』などを見ると、メカニズムはこうだ。

   重いダンベルを持って激しい運動をすると、筋肉が損傷し、乳酸が血液中に分泌される。すると脳が筋肉を修復する指令を筋肉組織に伝え、筋肉が補修される。修復した筋肉は前より太くなる。つまりトレーニングとは、筋肉を傷めて、さらに丈夫に補強することで運動能力を高めるのだ。

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