9月1日は「子どもの自殺」断トツの日 夏休み明けに何が彼らを追い詰めるのか

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実は「いじめ」よりも多い「家族からの叱責」

   NPO法人「東京シューレ」は協力団体の一つで、いじめられた経験をもつ子どもが多く通うフリースクールを運営。スクールの生徒が「学校に行くことは義務じゃない」「我慢せずに助けを求めていい」と呼びかける動画を公開し、学校に行きたくない子どもたちへ積極的に門戸を広げている。

   悲痛な出来事としてクローズアップされやすい「いじめ」だが、子どもが自殺する理由はそればかりではない。「自殺対策白書」では、特定できた自殺原因を大きく6つにまとめている。それをみると、「いじめ」や「学友との不和」よりも、「親子関係の不和」「家族からのしつけ・叱責」が大きな比率を占めており、特に中高生は「学業不振」「進路の悩み」が高い傾向にある。

   武蔵野大学講師で教育学博士の舞田敏彦氏は、日経新聞系列のウェブサイト「日経DUAL」の2014年11月6日付記事の中で、学業の悩みで自殺する子どもが多い理由をこう論じた。学歴社会にあって「過酷な受験勉強は心身に大きな負担となる」とし、子どもたちには家も含めて「逃げ場がない」と推察。さらに、子どもが望まない受験勉強を親が強制するのは「児童虐待に相当する」と、子どもたちが学校でも家庭でも勉強に関して過度なプレッシャーを受けている現実を紹介した。

   知らず知らずに親が子どもに与えてしまう負担について、前出の東京シューレの奥地圭子理事長は2016年8月29日放送の「NEWS23」(TBS系)でのインタビューでこう話した。

「親は『夏休みは終わりでしょ?宿題やったの?』と言っちゃう。子どもによっては、それは辛い日々なのだと知ってほしい」
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