2024年 4月 26日 (金)

若者だけに聞こえるモスキート音を再生 「耳年齢」診断したら悲惨な結果に

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   「やる気なし男のモスキートーン」(LECRE Inc.)

   「モスキート音」と呼ばれる音がある。高周波の、蚊が飛ぶ際に出す「プーン」という不快な音だ。周波が高い音は、若者は聞き取れるが年を取るにつれて聞こえなくなる。

   スマートフォン(スマホ)のアプリには、モスキート音を利用して「耳年齢」を推定するものが多く見つかった。20代レベルの音が聞こえたら自慢できるかも、と甘く見てトライした中年記者だが、あまりにも残念な結末が待っていた。

  • 年齢が若くなるにつれて高周波になる
    年齢が若くなるにつれて高周波になる
  • 年齢が若くなるにつれて高周波になる

実年齢で聞こえるべき周波なのに...

   「やる気なし男のモスキートーン」という無料アプリをダウンロードした。インパクトのあるキャラ「やる気なし男」がドーンと画面に出てくるが、使い方はいたってシンプルだ。「メイン画面」では、周波数別に年齢が明記されていて、再生ボタンを押すと10秒間モスキート音が流れる。60歳以上は8キロヘルツ(kHz)、50~59歳は10kHz、と徐々に高周波となり、最も若い20歳以下は18kHzだ。

   まずは試しに「20歳以下」を選択。再生すると、

「......」

全くの無音が続く。もしかしたら音量を絞り過ぎているのかなとボリュームを上げるが、効果なしだ。まあ、さすがに20歳以下の音は中年記者に聞こえなくても仕方がない。続いて20~25歳(16 kHz)、30~39歳(15 kHz)と挑戦するが、相変わらず沈黙が続く。そして40~49歳(14kHz)になった。年齢的に聞こえないとマズいレベルだが、ちっとも聞こえてこない。

   悲劇は続く。次の50~59歳レベルにきた。ところが、またもや耳元はシーンとしたまま。「えーっ、さすがにあり得ないでしょ」と再生ボタンと乱打したり音量をマックスに上げたり、半ばパニック状態でスマホを振ってみたが、もちろん何も変わらない。

「もしかして、アプリかスマホの不具合かも」

そう言い訳しつつ、最後の「60歳以上」のボタンを押した。すると、

「キーーーーーーーン」

耳元に鳴り響く不快音。おお、これか、と一瞬喜んだものの、よく考えたら自分の耳年齢が60歳以上だと確定した瞬間だった。

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