2024年 3月 29日 (金)

「残尿感」に悩み続けて10年 ずっと見逃されていた本当の病気

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【たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学】(テレビ朝日系)2016年9月27日放送
「【長引く痛み】の本当の原因徹底解明&今年選ばれたベストドクターが解明!長引く症状の本当の原因SP」

   頻尿や残尿感など、年齢を重ねれば多くの人がちょっとした「尿トラブル」を経験する。しかしこれを歳のせいにして、誰にでもあると思い込んでいると、恐ろしい病気を見逃してしまう可能性がある。

   番組では、そんな病気に10年間も悩まされた女性と、それを解決した「ベストドクター」を紹介した。

  • トイレに行くも、出ない…
    トイレに行くも、出ない…
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薬が切れるとぶり返す尿トラブル

   滋賀県東近江市在住の主婦、上島美智子さん(63・仮名)が初めて異変を感じたのは、山歩きに夫婦二人で出かけた53歳の時だった。

   途中の休憩所で用を足すと、ちょっとした残尿感を覚えた。再び尿を出そうとするも出ず、ひとまず先に進んだ。

   1時間後またトイレに行ったが、同じように残尿感が。やはり尿も出なかったが、「歳のせいか」と納得した。

   その後、毎年受けている健康診断の結果が届き、初めて尿検査で異常が見つかった。内科を受診すると、尿に白血球が増えていると言われ、「膀胱(ぼうこう)炎」と診断された。膀胱に細菌が入って炎症が起き、排尿時に痛みや残尿感が出る病気だ。炎症が尿道で広がると痛み、膀胱の中で広がると尿意をつかさどる神経を誤作動させ、残尿感を生じさせる。

   上島さんの場合、炎症が膀胱内で広がり、残尿感だけを引き起こしていたと考えられた。5日分の抗生物質が処方され、症状は改善された。

   しかし症状がおさまって1か月ほど経った時、また残尿感が襲ってきた。泌尿器専門の病院で腎臓など膀胱以外の臓器も詳しく検査したが、結果はやはり「膀胱炎」だった。

   医師からは「年齢とともに免疫力が低下すると膀胱炎を繰り返すのは珍しくない」と言われ、なるべくトイレを清潔に、ばい菌が入らないようトイレットペーパーは尿道に付かないようにとのアドバイスを受けた。

   再び抗生物質を処方され、飲んでいる間は症状がおさまるが、1か月もするとやはり膀胱炎がぶり返す。原因がよくわからないまま、薬を飲み続けるしかなかった。

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