2024年 4月 24日 (水)

わが子のスマホをチェックしますか いじめやネット犯罪の元を断つには

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   インターネット上で子どもがいじめや犯罪に巻き込まれるケースが、後を絶たない。最近では、スマートフォン(スマホ)を悪用した「ネットストーカー」の事件も起きている。

   ただ、いつまでも子どもに「ケータイ禁止」を続けさせるわけにもいかない。世の親達は、息子や娘に買い与えた後、携帯電話やスマホの中身をチェックするのだろうか。

  • スマホの中で恐ろしい犯罪が起きていたら…(画像はイメージ)
    スマホの中で恐ろしい犯罪が起きていたら…(画像はイメージ)
  • スマホの中で恐ろしい犯罪が起きていたら…(画像はイメージ)

無料通信アプリの使用は心配だけど...

   政府広報オンラインには、子どもが被害に合うネットのトラブル例が紹介されている。スマホなどモバイル機器を使った事例は次のような内容があった。

「同級生を無料通信アプリのグループに強制的に入れ、いじめたあげく現金を脅し取った」
    「13歳の女子中学生が、GPS機能と連動しメッセージの交換ができるアプリを利用して27歳の男と知り合ったが、わいせつな行為をされた」

   警察庁の2014年の調べでは、18歳未満の子どもがSNS(交流サイト)や無料通信アプリなどの「コミュニティーサイト」にアクセスした手段の89.8%は携帯電話で、うち87.6%がスマホだった。子どもの間で、自分専用のスマホが当たり前になってきている。

   わが子がいったんスマホを持てば、誰とどんなやり取りをしているかを知るのは親でも容易ではない。子どものプライバシーは尊重したいが、いつの間にかいじめの温床となっていたら大変だ。

   J-CASTヘルスケアは、小・中学生の子を持つ数人の親に取材した。東京都に住む40代男性は、中学1年生の娘にスマホを持たせているが、「中身はチェックしていません。本人に内緒で見ることもありません」と話す。ただ、購入の際に使える機能を大幅に制限した。それでも本人の希望が強かった無料通信アプリ「LINE」は許可した。

「正直心配はありました。娘には、ネットによるいじめや犯罪の恐れを詳しく説明し、口を酸っぱくして『何か問題が起きたら必ず相談しなさい』と言い含めたのです」

   父親として、日ごろから「娘が自分に話しやすい間柄」を築く努力を重ねている。親子関係が良好なら、スマホをこっそり見なくても悩みを話してくれるはずだからだ。同性ということで母親に相談する場合もあるが、夫婦間で協力して娘の状況把握に務めており、情報を共有しているという。

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