2024年 4月 25日 (木)

たったひとりでPTAに立ち向かったママ 「私は壮絶バトルで役員免除を勝ち取った」

PTAを退会すると卒業式の記念品がもらえない?

   結局、PTA会長からの連絡はなく、マリコさんの役員の話は立ち消えになった。長男は小学校を卒業、現在中学1年になっている。その間、もしPTAを退会した場合に備え、長男が理不尽な目に合うことがないよう対策を考えた。たとえば、校庭で児童が休むベンチをPTAが寄贈している。また、卒業式にはPTAが卒業生一人ひとりに記念品を贈る。長男がベンチに坐れず、卒業式に記念品をもらえない事態まで心配したのだ。

   実際、週刊誌「アエラ」がPTA問題を特集した「必要? 不要? PTA」(2014年4月17日号)では、PTAを退会した鹿児島県の40歳女性が経験した「いじめ」を紹介している(要約抜粋)。

「長女の時の役員選びの煩わしさから、次女の小学校入学と同時にPTA退会届を出すと、すぐさま校長に呼ばれ、こう非難された。『道義的に問題がある。ほかのお母さん方に説明してください』。どうにか退会届は受理されたが、今度は担任から電話があった。『非会員の子どもは夏休みのプールには保護者同伴でなければ入れません』。PTAの母親たちが当番でプール監視をしており、非会員の子どもは監視しないというのだ。当時、女性は3人目を妊娠中で、炎天下のプールサイドに立てるわけがなく、途方にくれた......」
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