2024年 4月 20日 (土)

もしも家族が脳卒中で倒れたら 貴重な命を救うとっさの判断

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【主治医が見つかる診療所】(テレビ東京)2017年2月27日放送
「あなたと家族を守る『脳卒中』の新常識2HSP」

   脳梗塞、くも膜下出血、脳出血を含めた脳卒中は恐ろしい病気だ。死亡者数は40歳を超えると増え始める。決して高齢者だけが襲われるわけではない。

   脳卒中のサインは、体に現れる。もし家族に異変を感じた時、あなたは正しく対処できるだろうか。

  • 救急車が到着するまでに正しい処置を
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脳の病気の多くは体の片側に異変が現れる

   番組に出演する脳神経外科、上山博康医師が監修した、脳卒中の「危険度セルフチェック」がある。以下の7項目のうち、3個以上が当てはまると将来脳卒中になる恐れがある。5個以上の場合は、今のままの生活習慣を続けたら脳卒中になる可能性が高い。

1.年齢が40歳以上である。
2.野菜や果物をあまり食べない。
3.味付けが濃い料理が好き。
4.肥満である。目安はBMI(体格指数)の値が25以上。
5.日頃ほとんど運動をしない
6.タバコを吸っている。
7.家族や親せきで脳卒中になった人がいる。

   番組では、脳卒中を体験した人に当時の様子を振り返ってもらった。現在83歳の山口豊子さんの場合、4年前に老人会のメンバーと一緒に舞台でコーラスを披露していた際、突如体調がおかしくなった。歌っている最中から、左半身に異常な寒さを感じた。食事をとろうとすると、なぜか喉を通らない。何とか自宅に帰りついたところ、孫が山口さんの異変に気付いた。最初は熱中症かと思って水を飲ませようとすると、口の端からタラタラとこぼしてしまった。孫はさらに、顔にゆがみが出ているのに気付いた。

   すぐに救急車を呼んで病院に行ったところ、脳卒中との診断だった。幸いに対応が早かったため、今も後遺症は出ていない。

   2016年8月に脳出血を患った女優・河合美智子さんの場合、「計算ができない」「右半身が固まった」「ろれつが回らない」といった症状が出た。

   実は脳の病気の多くは、体の片側に異変が現れる。

上山医師「脳の大原則がありまして、(体の)両側に異常が起きることはほとんどない。左側の脳に何か起きたら右半身に異常が出る。右の脳に起きたら左半身に異常が出ます」
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