2024年 4月 18日 (木)

日本全国「健康1位」を探せ(前編) 脳梗塞になりにくい県の食生活

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

【林修の今でしょ!講座】(テレビ朝日系)2017年6月27日放送
「あの都道府県の住民が病気にかからないのには理由があった」

   名医が推理する、病気になりにくい1位の都道府県。脳梗塞になりにくいのはどこか、東京都健康長寿医療センターの脳神経外科医、上野俊昭氏が解説した。

   厚生労働省が発表したデータに基づく「ベスト5」は、5位から順に愛知県、神奈川県、東京都、滋賀県、そしてトップは沖縄県だった。上野氏は、沖縄県民の食生活での特徴を2点挙げた。

  • この写真の食材に、脳梗塞リスクを低減するヒントが。
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塩を使わずどうやって味付け?

   ひとつは、沖縄県民は全国で最も塩分の摂取量が少ない点だ。ゲストで沖縄出身の歌手AKINAさんが、こう話した。

AKINA「そう言われれば...ゴーヤチャンプルーとかソーミンチャンプルーとか、炒め物をするときは、だし(を使う)」

   番組が沖縄県で調査をすると、調理の際は塩以外の調味料を使うことが多かった。ある店を訪れると、名物の「ソーキそば」は豚骨と鶏肉のだしに、かつおだしを合わせて味付けをした。実は沖縄は、かつおぶしの消費量が全国1位で、沖縄では欠かせない食材だという。

   一般家庭でも、ゴーヤチャンプルーは粉末のかつおだしを使っていた。県民の女性は、かつおだしを使うと、料理が「アジクーター」になると地元の言葉で表現した。アジクーターとは、しっかりと味がついた状態を指している。AKINAさんが言った通り、誰もが塩の代わりにだしを用いていた。

   上野氏は、かつおぶし自体にも「秘密」があると推測する。かつおぶしには「ヒスチジン」という成分が含まれているが、これが動物実験の結果、脳梗塞予防に有効だというデータが存在するという。

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