ジカ熱おこす原因ウイルス 悪性脳腫瘍の治療に利用できる可能性が

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実際に治療に利用できるかは不明

   膠芽腫のような脳に生じる悪性腫瘍は化学療法や外科手術によって除去しても根絶することは困難で短期間で再発する。そのため診断後の平均生存期間はわずか2年で、死の病ともいえる。

   仮にジカウイルスによって腫瘍の増殖を抑制したり、再発を防ぐことができれば、まったく新しい治療法を確立できる可能性もある。

   ただし、研究チームは今回の研究はあくまで「概念実証」であり、「ジカウイルスを治療に用いることには安全性の懸念がある」と指摘。次のようにコメントしている。

「現状はマウス実験の段階で、人への応用が可能か、同等の効果があるかは確認されていません。臨床実験が行えるレベルになるまではまだかなり時間がかかるでしょう」

   なお、研究チームはジカウイルスとの比較用に、同じく蚊によって媒介される「西ナイル熱」を引き起こす「西ナイルウイルス」でも同様の実験を行っているが、こちらは正常な脳神経細胞まで感染してしまうようだ。

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