2024年 4月 26日 (金)

グーグル「医療・健康」の検索結果を変更 インチキ記事載せるサイト一掃なるか

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医療機関や製薬会社が運営するサイトが上位

   ごく簡単ではあるが、いろいろな病名を入力して検索結果を観察してみた。「胃がん」「肺がん」「乳がん」といったがんについては全般的に、最初に国立がん研究センターが、その下に医療機関や製薬会社が運営するサイトが案内された。

   記者は2016年10月、深夜に腎臓結石の痛みに襲われた。この時、症状を和らげる手がかりを探そうと激痛のなかでウェブ検索をした。だが当時は、個人の体験談や「まとめサイト」の表示が多くて信頼できるか確信が持てず困った記憶がある。試しに今一度「腎臓結石、痛み」で検索すると、病院やクリニック、大手メディアの記事などが結果として表示された。

   一方で、明確な病名ではないが心身の不調を示唆するワードを入力すると、言葉によっては信ぴょう性が疑わしいサイトが上位に出てくるケースもあった。

   医療や健康にかかわる記事や情報をインターネットで発信する側は、その責任を問われると同時に「分かりやすさ」も求められる。「バズフィードジャパン」のライターで、WELQ問題を早くから追及してきた朽木誠一郎氏は12月6日、グーグルの発表について「医療記者として注目してもらいたいのが、情報発信する医療関係者へ向けたメッセージが含まれていたこと」とツイートした。グーグルは発信側に対して、一般ユーザーが検索で見つけにくくならないように専門用語の多用を控えるよう要請している。

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