2019年 12月 10日 (火)

繰り返す「否定」で相手を支配する「モラルハラスメント」の恐怖

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「モラハラ」への対処法はあるのか?

   そんな周りに理解してもらえない陰湿な嫌がらせのターゲットとなったとき、私たちはどう対処すればよいのか。ウェブサイト「職場のモラル・ハラスメント対策室」を運営する人事コンサルタントの石井氏は、ポイントはストレスからの「回復力」であると指摘する。

   確かに悪意のある行為は論外だが、"相性の悪さ"は人間集団には付き物だ。とは言え、誰もがどんなストレスにも耐えられる「強い心」を持っているわけではない。であれば重要なのは、モラハラで受けたストレスの悪影響から早期に回復し、本来なすべきことに集中することだ。

   出発点は「いま起こっていることはモラハラ」「おかしいのは加害者」という認識を持ち、「職場の問題は自分のせい」というマイナス思考を脱却すること。「否定」の支配から抜け出せれば、嫌がらせを受け流して仕事を続けたり、別の職場を探したりすることができる。石井氏は相談者に対し、呼吸法などによってネガティブな感情の焦点をポジティブに移すメンタル指導も行っている。

   また、石井氏は「加害者へのケアが必要な場合もある」と指摘する。人は蓄積された強いストレスを解消するために、自己愛的な傾向を強めて攻撃性を高める。会社は、加害者が抱えるストレスを緩和し、その攻撃性をも解消させなければならない。

   モラハラが起きれば、職場の雰囲気は悪くなり生産性は落ちる。会社や管理職は、一方的に圧力を掛けるのではなく、業務分担や業績評価制度を上手に設計して、職場のストレスを適度にコントロールすることが求められるだろう。

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