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<できコツ1>始業1時間前に出社して、本を眺める!

    周囲から「仕事ができるヤツ」と思われるか、それとも「使えないヤツ」と思われるか。ビジネスライフにおいて、それは天国と地獄の分かれ道です。凡人から成り上がった人事コンサルタントの野崎大輔が「できるビジネスマンと思われるためのコツ」、略して「できコツ」を伝授します。

早朝のオフィスでは凡人も「できるヤツ」に見える

P.ドラッカーの考え方には、入門書でもいいので20代のうちに触れておいた方がいいと思う(野崎)
P.ドラッカーの考え方には、入門書でもいいので20代のうちに触れておいた方がいいと思う(野崎)

    朝早く出勤している人を見ると「偉いなあ」「あの人、仕事熱心だなあ」なんて思いませんか? 新聞を読みながらコーヒーを飲んでいたり、朝食を取りながらパソコンの画面を見ているだけで、なんだか「できるビジネスマン」のように見えますよね。

    凡人がこれを使わない手はありません。朝ギリギリに出社している人は、まずは始業15分前までに出社し、慣れてきたら30分と少しずつ時間を早めていきましょう。

    目標は「始業1時間前」です。その理由は、30分前に出社している人はわりといるからです。凡人が目立つためには、他の人の上をいかなければなりません。

    慣れないうちは大変かもしれませんが、朝早く出勤しているだけでも周囲から「やる気がある人」「できる人」のように見られます。その上、朝一番で上司から「君、新しい仕事だ!」といわれても、スタンバイした頭で引き受けることができます。

手に持った本をぼんやり眺めているだけでOK

    有能なビジネスマンは朝型の人が多いです。早朝会議を取り入れているケースは、外資系企業に多く見られます。朝の時間の有効性を認識しているからこそ行っているのではないかと思います。

    女性下着メーカーのトリンプ・インターナショナル・ジャパンでは、『「残業ゼロ」の仕事力』の著者である吉越浩一郎氏が社長をされていたときに、毎朝8時半から1時間程度の早朝会議を行っていたそうです。

    2008年プロ野球日本一、アジアシリーズ優勝の西武ライオンズは、以前から行われていた「早出、特打ち」を「アーリーワーク」と呼んで推奨していました。ポイントは強制ではなく、あくまで自発的にやるということです。

    早朝のオフィスは静かなので、何をするにしても集中できる環境です。仕事を始めるのもいいし、資格の勉強でもいいでしょう。

    何もすることがないという人には読書をお勧めします。朝食を取りながら、手に持った本をぼんやり眺めているだけでも構いません。その姿を見た人は、あなたのことを「勉強熱心な人だ」と思ってくれるでしょうし、部内にもじわじわと噂が広がることでしょう。

野崎大輔

※本連載は毎週金曜日に掲載予定です。