2019年 12月 12日 (木)

途方に暮れるハケンたち 全国一斉「派遣切り」の惨状

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   「派遣切り」が社会問題化して半年がたとうとしているが、年度の変わり目である3月末には大量の失職者が生じると予想されている。そのような事態を受け、派遣系労働組合などが作る派遣法改正連絡会は東京や大阪など全国13カ所に「派遣切りホットライン」を開設し、電話相談に応じた。各地から寄せられた声からは「ハケンの現場」の惨状が伝わってくる。

「派遣は切られるので嫌。正社員になりたい」

   派遣ホットラインが設けられた2009年2月28日~3月1日の2日間、全国から444件の相談が寄せられた。性別は男性が61%とやや多めだが、女性からも多数の相談があった。年齢別では、30代が28%と最も多く、ついで40代(25%)、50代(22%)と続いた。

   リーマンショック直後の08年10月~12月は、自動車産業をはじめとする製造業での派遣切りがクローズアップされたが、今回はオフィス系の派遣にまで広がっているのが特徴だ。ホットラインに届いたのは、たとえば、こんな声だ。

20代男性・コールセンター
「仕事がなくなるため、3月末で契約更新を拒絶されている。昨年8月に働き始めた時は『できるだけ長く働いてほしい』と言われていた」
30代女性・事務
「面接をして長期という約束で、08年3月から6カ月契約を更新して1年働いたが、08年12月末に契約解除。ハローワークに仕事を探しに行っているが、派遣はまた切られるので嫌。正社員になりたい」
40代男性・ファイリング
「07年12月から3カ月契約を更新して1年2カ月働いている。現在09年2月から5月までの契約。2月中旬に、2月末での契約解除を通告された」
50代女性・コールセンター
「派遣元には契約社員として入社した。大手旅行会社のコールセンターで勤務。07年5月から働いているが、派遣先の業績悪化のため09年3月末で契約終了と言われた」
年齢不明男性・データ分析
「3カ月契約を更新して1年6カ月働いている。09年2月末に、3月末で契約満了・更新拒絶と通告された。派遣元からは新しい派遣先を紹介されたが、1850円から1400円に時給が下がるので生活が苦しくなる」
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