2019年 12月 7日 (土)

「マサイ族」体験談で「芸能プロ」にうっかり内定

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   知らない人に話しかける、大きな声で呼びかける、電話をする――。そんな誰でも自然にできるあれこれをなぜだかひどく苦痛に感じる内向的な自分が、社会に適応しづらいことには昔から気付いていましたが、就職活動はそれをさらに深く実感させてくれるものでした。

   しかし、私の記念すべき1社目は芸能プロダクション。私のような人間が最も向いていなさそうな会社の面接をなぜ突破できたのか。そのカラクリを、今回は見ていきたいと思います。

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心の「石ころ帽子」を脱ぎ捨てられず、面接で連敗

   知らない人が大勢集まる部屋に入って行き、大きな声で氏名を名乗り、元気に受け答えをする。面接は、私のできないことのオンパレードでした。精一杯ハキハキと答えていたつもりが、去り際に「君、もうちょっと大きな声で話した方がいいよ」などと言われた日には、中身以前に存在として失格だと宣告されている気がして死にたくなったものです。

   面接でよく聞かれたのが、

「映画が好きなら、なぜ女優やクリエイターを目指さなかったのか」

という質問。本音で答えるとするならば、それは心の「石ころ帽子」を脱ぎ捨てられないからでした。

   石ころ帽子とは、あまりメジャーではありませんが、かぶると人から気にされなくなるというドラえもんの道具。透明人間になるのではなく、いるのは見えるが、気にならないというのがポイントです。人が大勢集まる場ではいつもそれをかぶったつもりになり、極力自分の存在が認識されないようにしていました。

   でも、映画作りの現場で石ころになっていては立ち行きません。そのことはわかっていたので、映画に関わる内勤的な仕事はないものかと映画制作会社や映画雑誌の出版社などを受けてみていたのですが、そんな威勢の悪い若者は誰も欲していません。集団の中で自分をアピールするのが苦手で…などとまごまごと抜かしては「どんな仕事にもそれは必要ですよ」と一蹴され、日ごとに落ち込んでゆきました。

鈴木松子
都内の某私立大学を卒業後、20代の7年間に、芸能プロダクション→旅行会社→映画 雑誌編集部→新聞系制作会社と転職を繰り返し、今また新しい会社で働き始めたアラ サー女。せめてコラムの連載中は、同じ会社に勤め続けられるといいのだが・・・
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