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上司が「敬語」で話しかけてくるので寂しいです

   ネットリサーチのアイシェアが発表した「タメ口に関する意識調査」によると、職場で年下の人と話をするときに「敬語」を使う人(32.8%)は、「タメ口」で話す人(14.4%)を上回っている。最も多かったのは「どちらも同じくらい」の52.8%だった。

他の同僚にはタメ口で話しているのに・・・

   職場の敬語は、ひと昔前に比べるとだいぶ増えたらしい。しかし女性会社員のscottie-tiさんは、そんな状況に不安を感じている。38歳の上司は、同僚(35歳)やアルバイト(19歳)にはタメ口で話すのに、自分(31歳)には敬語で話すからだ。あまりに見事に使い分けるので、周囲の人たちから「なぜ、あなたにだけ敬語?」とからかわれるほど。

   はじめのうちは気にしていなかったものの、徐々に疎外感を覚えるようになり、精神的に参ってしまった。上司とは仲が悪いわけではなく、仕事以外のメールもやりとりする間柄だが、気になってしかたがない。そこでQ&Aサイトの「教えて!goo」に質問を投げかけてみた。

「それほど嫌われてもいないと思うのですが、なぜなのでしょうか」

   この質問には「年下だろうが、敬語が社会人として当たり前です」(kotoby2003さん)という回答があった。職場では年の上下にかかわらず敬語で話すべきであって、疎外感を抱く必要がないということだろう。

   ただ、質問者さんは、自分にもタメ口で親しげに話しかけて欲しいと思っている。敬語の理由は何なのだろうか。回答者からは、こんな推測が寄せられた。

「(あなたのことが)苦手なのではないでしょうか。男性には少なからずいると思うのですが、年齢に関係なくお姉さん的に感じてしまうなど」(maru6275さん)
「上司さんは独身ですか?貴女も独身ですか?もし、貴女が独身だった場合、上司さんは、貴女の事を『異性』と感じているのでは!?」(shi-gekunさん)

   苦手意識か、それとも恋愛感情なのか――。アイシェアの調査でも、敬語を使う理由に「相手を尊重するため」が挙がっており、悪気はない可能性もある。話をする側は意識していないことも多い。疎外感を感じるような繊細で神経質な性格を感じ取っている可能性もある。こういうときには上司に気になっていることを直接尋ねてみるべきだろう。さて、どんな答えが返ってくるだろうか。