2019年 12月 7日 (土)

公務員宿舎がこっそり建て続けられるワケ

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全廃して給与制度を改革すべき

   個人的には、少なくともキャリア官僚と呼ばれる人たちの給料は、民間の大手シンクタンクやコンサルティングファームに比べると低すぎると感じている。給与だけではなく、残業量や転勤頻度、オフィス環境といった点でも、かなり見劣りするように思う。

   そこにメスを入れないまま宿舎を廃止しようとしたのが、そもそもの迷走の原因だろう。過去数十年にわたってこの国から天下りがなくならない理由と同じである。

   ただ、それを正面から議論することなく、国民に見えない形で補てんするのはルール違反だろう。公務員宿舎などというものは全廃した上で、キャリア官僚はいくら、その他公務員はいくらという具合に、国民の目に見える形できっちり賃金制度自体を改革すべきだ。

   それを先送りし続ける限り、彼らは天下りを続け、国民が忘れたころに宿舎を建て続けるに違いない。

城 繁幸

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人事コンサルティング「Joe's Labo」代表。1973年生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通入社。2004年独立。人事制度、採用等の各種雇用問題において、「若者の視点」を取り入れたユニークな意見を各種経済誌やメディアで発信し続けている。06年に出版した『若者はなぜ3年で辞めるのか?』は2、30代ビジネスパーソンの強い支持を受け、40万部を超えるベストセラーに。08年発売の続編『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか-アウトサイダーの時代』も15万部を越えるヒット。ブログ:Joe's Labo
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