2019年 11月 20日 (水)

職種別平均年収リスト 「ひな鑑別師」が「弁護士」と600万円で並ぶ

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   2012年7月18日付の夕刊フジに、「職種別平均年収リスト」が掲載されていた。トップは私立病院の常勤医師の1700万円。1500万円の弁護士(ボス弁=事務所経営)や、1163万円の大阪市議、1035万円の航空機パイロットなども上位となっている。

   このほか、「ひな鑑別師」という聞きなれない職業が600万円で19位に入っているところが目を引く。「弁護士(イソ弁=雇われ)」に並ぶ水準であり、会社員全体の平均406万円から見ると結構な高収入といえるだろう。

「目的に応じた飼育」のためにオス・メスを見分ける

どの世界にも一流の人はいる
どの世界にも一流の人はいる

   このリストの出典は、石渡嶺司・山内太地著『最辛大学ガイド2013』(中央公論新社)。

   ひな鑑別師とは、鶏卵から孵化したばかりのヒヨコのオスとメスを見分ける特殊技術者のこと。正式名称は「初生雛(しょせいびな)鑑別師」といい、日本の国家資格にもなっている。

   畜産技術協会のホームページによると、ヒヨコはある程度育てば、誰にでもオスかメスかの区別ができるようになるが、それまで待っていては、えさ代や施設が「大変ムダ」になる。「目的に応じた飼育」をするためには、一日も早く鑑別する必要があるという。

   具体的に書かれていないが、鶏卵を産むメスと、鶏肉として売るオスとでは、エサのやり方や飼育の方法が大きく異なるようだ。メスのグループにオスが混ざっているのも、その逆も、出荷先に多大な迷惑がかかる。

   鑑別の方法には羽毛や体色によるものがあるが、プロの鑑別師は指でヒヨコの肛門を開き、オス・メスの生殖突起を瞬時に確かめる「肛門鑑別法」をマスターしている。

   高度な技術であり、鶏の飼育に影響を与える重要な仕事ということは分かる。しかし、最難関の司法試験に合格し、司法修習生として採用され、さらに考課に合格しなければなれない弁護士と同じ年収なのは、やはり意外さが否めない。

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