2019年 12月 8日 (日)

勇気を持って他人と違うことをした人が、いま大きな報酬を得ている

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   前回、インドネシアの経済成長が踊り場を迎えているという話をしましたが、それに伴い就活状況にも変化が生まれています。2012年と比べると「誰でもウェルカム」ではなくなっているということです。

   とにかく誰でもいいから来てくれという状況は終わり、自社に必要な能力を持った社員に来て欲しいという意図が、求人票にあらわれるようになってきました。普通の状態に戻ったといえると思います。

いまジャカルタで人気なのは数年前から現地に来ている日本人

“MORE EXCITING STORE OPENING SOON”ジャカルタの勢いを象徴するような看板だ
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   インドネシアを始め東南アジア就職の魅力を語ると、なぜか「煽るな」というご意見をいただくことがあるのですが、私はこれまで「海外に行けばすべて解決する」などと無責任なことを言ったつもりはありません。

   例えば「新卒で就職するのはおすすめしない」など、私なりに調べ、経験したことを基に紹介していたので、「これだけの爆発的な好景気なのに慎重すぎるのでは」と思われたくらいではないでしょうか。

   確かに現実には、ジャカルタではかなり多くの人が新卒で就職をしていましたし、職務経験のない人には発給されないはずの労働ビザも、次々と発給された時期もありました。

   しかし、2013年に入ってからは、ビザがなかなか発給されなかったり、発給が却下されることも出てきました。ルールが比較的厳密に適用されるようになったのです。

   求人件数自体はさほど減っていないのですが、インドネシア語が必須の案件が増え、特定業界での業務経験など、企業側が要求する要件は厳しくなる傾向にあるそうです。

   このような状況になると有利になるのが、すでに現地採用として数年間の職務経験がある人たちです。インドネシア人とコミュニケーションが取れ、業界での経験もある人は、成長するジャカルタで引っ張りだこになっています。

   これは、まだ海の物とも山の物ともつかないジャカルタに、勇気を持って飛び込んだことへの報酬であると思います。人と違うことをするのにはリスクが伴いますが、うまく行けばそれ相応のリターンが返ってくるのです。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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