2024年 4月 19日 (金)

大規模デモのバンコクへ…でも意外と静か 「外国怖い」に陥らない発想法とは

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   私は現在この文章を、タイのバンコクで書いています。

   大規模なデモが起こっているという報道でおなじみのバンコクです。

   ちなみに、先週はシンガポールにいました。

   約40年ぶりの大規模暴動が起こったという報道でおなじみのシンガポールです。

   「現地にいて大変ですね…」と言われるのですが、「別に…」というのが今回の趣旨です。

普通に街の中で生活している分には全く影響なし

バンコクの街を歩いていても、デモによる危険は感じませんでした。一番インパクトのあった看板を写真に撮ったのがこれです…
バンコクの街を歩いていても、デモによる危険は感じませんでした。一番インパクトのあった看板を写真に撮ったのがこれです…

   私は、ビジネスパーソン時代から仕事や遊びで年中海外にいってたので、こういうことはよくあります。

   9.11やリーマンショックの時はアメリカにいましたし、バレンシアの列車事故の時にはスペインにいました。ギリシャやイタリア、インドネシアなどでも、大規模なデモに遭遇してます。スマトラ地震のときは、震源地の上を飛行機で飛んでいました。最近では、レイテ島に台風が直撃したときにフィリピンにいました。

   こうやって書くと、酷い目ばかりに会っているような気がしますが、実はこれを読んでいる人のほとんどが似たような体験をしているはずです。

   例えば、東日本大震災や、阪神・淡路大震災、新潟県中越地震の時に日本にいませんでしたか?地下鉄サリン事件や、原発関連の大規模デモの時に日本にいた人も多いと思います。感覚としては、そういうのと同じ感じなのです。

   現地で被災した方も多数いらっしゃると思いますが、あれほどの大震災であっても、日本にいる多くの人は直接の被害を受けたわけではありません。史上稀に見るような凶悪なテロも、多くの日本人にとってはブラウン管(当時)の向こうの許せない出来事です。大規模なデモの最中、東京にいても、ほとんどの都民はニュースでも見ない限りその存在にすら気づきません。

   今回、シンガポールやバンコクでのデモも、普通に街の中で生活している分には全く影響がありませんでした。ネットやテレビでニュースを見て初めて知るレベル。日本にいるのと大差ありません。違うのはその後で、どこでデモがあるのか、暴動が起こったのかをきちんと調べて、その周りには近づかないようにしようと注意するくらいです。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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