2019年 12月 7日 (土)

本当の「グローバル人材」と、「グローバル人材もどき」の違い

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   グローバル人材という言葉が昨年(2013年)はよく流行りました。グローバル人材という言葉を使うだけで炎上するという、素晴らしいワードだったとおもいます。

   しかし、なぜこんなに炎上してしまうのでしょうか。グローバル嫌いの国粋系のかたのご意見は横においても、グローバル人材の定義がされていないというか、多くの方がそれぞれのイメージで捉えて語っているので、意見が噛み合いません。

日本人がアメリカにわたり、アメリカ国内向けの仕事をする

「グローバル」って何だ?
「グローバル」って何だ?

   そこで、世界中で、世界中の人材を使って展開しているグローバル企業(IBMやアップル、アマゾン、P&Gみたいな企業のことです)におけるグローバル人材の定義を書いておこうと思います。

   まず、みなさん、たとえば日本人が、アメリカにいって、アメリカのアマゾンで、アメリカ国内の倉庫の管理を担当していたとしましょう。

   これはグローバル人材でしょうか?

   たしかにアメリカに渡って仕事をしているので、グローバルに見えますね。

   もう一例、日本人がシンガポールにいって、日本人向けの翻訳サービス会社につとめたとします。日本語と英語を使います。これはどうでしょうか?

   グローバルっぽいけど、そうでもなさそう?

   さらに、立場を逆にしてみましょう。アメリカ人が日本にきて、英会話学校で講師をします。中国人が日本に来て、日本語でITの開発会社で働いています。これはどうでしょうか?これはグローバルではない?

   いろんな意見がありそうですが、実はこれら3つはすべて同じです。本質的なところでは一緒で、どれもローカル(現地向け)の仕事なのです。お客さんが現地で、働く場所も現地にいることが大事です。

   グローバルの仕事といった場合、これらのグローバル風の現地向けの仕事(ローカルジョブ)が多数混ざりこんでいるのが現実です。

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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