J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

「ふたりめの子供どうする?」めぐり夫婦バトル 妻の攻勢に夫は……

   2人目の子供が欲しいけど、お金どうするの? こんな悩みを抱える夫婦に、「妹が欲しい」長女も参戦して――

   住宅メーカーのタマホームが「1 more baby 応援団」というウェブサイトを立ち上げ、「ふたりめ会議」という3分間のCM動画も公開、じわじわと注目を集めている。動画は、家族3人が思いをぶつけ合う場面がほとんどで、「家」が登場する場面はちらっとだけなのだが……

妻「手伝う手伝うって、なんで人ごとなの?」

CM動画「ふたりめ会議」
CM動画「ふたりめ会議」

   真っ暗な背景のなか、家族3人がテーブルを囲んで座っている。夫と長女は、ふたりめに「賛成」。長女はかわいい妹が欲しいという。しかし妻は「反対」。長女だってまだ手がかかる年頃だ。夫は「手伝う」と提案する。それに対して、妻は「手伝う手伝うって、なんで他人ごとなの?」とぐうの音も出ない反論。

   妻の攻勢は続く、「お金、倍かかりますけど」「頑張っても収入が倍になる保証はありません。じゃあお小遣いは月2万円」と「むごい」提案をする。横から長女が「妹が欲しい」。「何よ、2人して。私だって欲しくない訳ないじゃない!」。そうだ、妻もふたりめが欲しいのだ。しかし、お金の問題も切実なのは間違いない。

   ここで突然、「未来の弟」が登場、自分が幼かったころの「回想シーン」へ家族をいざない、姉弟が家の階段を上るなど「自宅での思い出」が短く描き出される。元の話し合い場面に戻ると、妻は考えに少し変化が出始めたようで……

   タマホームはこのCM動画を含むサイトで、「こどものための家づくり」が得意なブランドだと言いたいらしい。かわいらしい赤ちゃんや、微笑ましい幼い兄弟のじゃれ合いなどの写真がズラリと載っているほか出産・子育てに関する夫婦を対象とした意識調査の結果や、2人目の子どもが生まれたばかりの同社副社長のコラムが掲載されている。子どもの誕生日や行事のために休める同社のアニバーサリー休暇制度も紹介している。

   そして、こんなメッセージも。「人生は家を建てることがゴールではありません」。さらに、「10年後、20年後、どんな家族になっていたいのか?」と問題を投げかけ、「幸せの妄想で頭がいっぱいになったら、ぜひタマホームに聞かせてください。一人ひとりの要望にこたえる自由設計と適正価格が自慢のタマホームが、あなたの理想の家を見つけるお手伝いをさせていただきます」と結ぶ。

   なるほど、確かに「1 more baby」を応援されている気がしてくる。動画の夫婦は、結局どんな結論を出したのだろうか……。

   同サイトは、2013年10月からコンテンツを更新しながら情報発信を続けている。(岡徳之)