2019年 11月 13日 (水)

MBA男が入札前日になって泣き出した! 「こんな仕事、重荷過ぎてできません~」

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   日本にいながらにして、MBAが取得できる――。

   それは、多くの「意識高い系」のビジネスパーソンに魅力的に映るらしい。だが、それこそが「落とし穴」だと語るのは、ある独立系コンサルティング会社の幹部だ。

「国内MBAでググると、日本の有名大学の大学院やアジアナンバーワンを自称する独立系ビジネススクールの名前がズラリと出てきますが、実は、その大半が日本の文部科学省認可の『経営学修士』。つまり、単なる専門職大学院なんです。ここを出て経営学修士になっても、国際認証されたMBAではありません。 "ガラパゴスMBA"です。それを、グローバルに通用するエリートの証だとでも勘違いし、自分はMBAだなんて、海外で名乗ると、学歴詐欺扱いされかねませんよ」

国際認証されたMBAと、そうでない「ガラパゴス」MBA

お手上げ、と突然言われても…
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   このコンサルタント氏によると、MBA認証機関であるAACSB、AMBA(Association of MBAs)、EQUIS(European Quality Improvement System)の認証を得たMBAを修了しないことには、本来的には、MBAを取得したことにはならないそうだ(ちなみに、日本では、慶應義塾大学、名古屋商科大学などがAACSBからの認証を取得している)。

「本当は国際認証されたMBAでもなんでもないのに、200万円近い授業料と2年の時間を捧げて、『俺はMBAホルダー』なんてエバっている人は、お気の毒としかいいようがない」(前出コンサルタント)

   国内MBAと名乗る学校の中には、週末や平日の夜間に授業を行うところ、あるいは、オンラインによる学習が出来る大学院もあり、人気を集めている。

   もっとも、夜間大学院も学費は年間150万円以上、オンラインMBAでも年間120万円以上と高額なところが多い。さらに、通常の会社での仕事をしながら、数々の課題に挑み、授業を受講する負担は並大抵ではないだろう。

   果たして、それだけの金銭的負担と、精神的、肉体的労苦を掛けるほどの、価値があるのだろうか?

   あくまで筆者の取材の範囲で、ではあるが、結論から言うと、疑わしい。というのも、「MBA」を取得した人の評判は、多くの場合、あまり芳しくないのだ。

佐藤 留美(さとう・るみ)
ライター。企画編集事務所「ブックシェルフ」(2005年設立)代表。1973年東京生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒。出版社、人材関連会社勤務を経て、現職。著書に、『資格を取ると貧乏になります』(新潮新書)、『人事が拾う履歴書、聞く面接』(扶桑社)、『凄母』(東洋経済新報社)、『なぜ、勉強しても出世できないのか?』(ソフトバンク新書)、『結婚難民』(小学館101新書)などがある。
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