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「出身大学より高校」がポイント? 会社でデキる人を見極めるには

   新卒採用の際に出身大学名などを不問にする、「履歴書完全撤廃」をディスカウントストア大手ドン・キホーテが始め、話題となっている。「大学名などにとらわれない『人物重視』の採用を開始します」と、2014年5月から導入した。

   出身大学なんて関係ないさ、ということのようだ。一方、社会人として伸びる人材を見極めるには、大学よりも「出身高校」が重要だ、という指摘もある。週刊現代の最新号(5月24日号)は、「有名企業100社の社長を調べて分かった 会社に入って伸びる人は、出身高校で決まっていた」と題する記事を掲載した。

高校も含めて「学歴は関係ない」との声も

   麻布(東京・港区)や慶應(横浜市)などの名門校の名前が挙がっている。内容詳細は記事に譲るとして、末尾では「その人が真にリーダーシップを発揮し社会で活躍できるかは、出身高校で決まっているのだ」と結論付けている。

   ツイッターでは、出身高校のことが話題にのぼったのをきっかけに、自社の関係者を調べると、会社トップの出身高校の偏差値は70で、「会社ワースト1」の人物の高校偏差値は46だった、と報告する内容のものもあった(2011年7月)。

   ほかにも、面接の際に出身高校も確認されている、と指摘するものや、大学だけでなく高校も含めて「学歴は関係ない」との声もある。

   一方で、社会や会社での実力と出身大学は関係ない、と以前から言われてはいるものの、結局は就活の際に大学名で対応を分けられている、といった指摘は今もあとを絶たない。

   「実力」と関連があるのは、出身の大学か高校か、それとも両方関係ないのか。いろいろな見方、考え方があるようだ。今回の現代記事の結論「出身高校で決まっているのだ」に対しては、賛成派と反対派、どちらが多いのだろうか。