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「通勤に86分」もう限界だぁ~ 調査結果に「何?甘い、甘すぎるわ!」の声も

   「もう少し通勤時間が短ければ…」「もっと座れたら…」など、「通勤」に対して不満をもったことのある人は多いだろう。不動産情報サービスのアットホーム(本社・東京)が、1都3県在住で、都内勤務の子持ちサラリーマン583人(5年以内に住宅を購入した人)に尋ねたところ、平均通勤時間は58分だった(2014年7月15日発表)。

   全体的に通勤時間は長めで、約半数の子持ちサラリーマンが、1時間以上かけて通っている。そんな彼らの「理想」は35分。「もう少し近ければなぁ」というボヤキも聞こえてきそうだ。

「有意義派」は27.1%、「苦痛派」35.7%

通勤するだけでも一苦労です…
通勤するだけでも一苦労です…

   調査では「自宅を出てから会社に着くまでの通勤時間の『理想』と『限界』は何分ですか?」と尋ねており、「理想」の平均は35分、「限界」の平均は86分だった。通勤時間が100分未満の層では、「限界」の平均が現在の通勤時間より10分以上長くなっているが、100 分~120分の層になると、現在の通勤時間と「限界の通勤時間」がほぼ同じとなる。100分以上の人は「すでに限界」と感じているのかもしれない。

   そんな通勤は、「あなたにとって有意義な時間ですか?それとも苦痛な時間ですか?」と尋ねたところ、「有意義派」は27.1%、「苦痛派」は35.7%だった。通勤時間別に見ると、60 分を超えると「苦痛派」が増えて4割近くになり、80分を超えると約半数が「苦痛」と答えている。

朝から本を読む人は、約半数が「通勤は有意義な時間」

   調査結果を見た会社員たちは、様々な思いを抱いたようだ。「90分かけて通勤している俺は『限界』超えか…」「埼玉の遠方から通う自分に言わせてもらうと、『限界』が86分なんて甘すぎる」などの声も。一方、「80分だけど、すでに限界。勉強したり寝たりして、何とかやり過ごしている」という人もいた。

   調査では、電車通勤のサラリーマンに「通勤中にしていること」を尋ねている。その結果、1 位「読書」、2 位「ニュースサイトを見る」、3 位「寝る」の順となった。「通勤は有意義派」で圧倒的に多かったのは、「読書」との答え。朝から本を読む人は、約半数が「通勤は有意義な時間である」と答えていた。心がけ次第で、通勤時間は有意義にも苦痛にもなるのだろう。(KH)