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会社メールを気にせず「すっぱり休みたい!」 夏休み前にこの「ひと手間」でOK

   待ちに待った夏休み。彼・彼女と思いっきり遊ぶ人も、家族サービスに奔走する人も、自分の趣味に没頭する人もいるだろう。

   しかしせっかくの休みでも、会社の業務が頭から離れずにモヤモヤして、全然休んだ気にならない会社員もいるようだ。

「なんか休んだ気持ちになれません」

夏休みに入る前にひと工夫を
夏休みに入る前にひと工夫を

   「夏休み中、どうしても会社のことが気になり、会社からのメールをチェックして対応してしまいます」。質問サイト「Yahoo! 知恵袋」に寄せられた質問だ(2014年8月4日)。質問者はそのことで「なんか休んだ気持ちになれません」という。確かに、会社ではない場所にいるとしても、業務上のメールに対応しているのならばそれでは完全オフとはいえず、一時的なノマドワーク化でしかないのかもしれない。質問者は「皆さんはどのように気持ちを切り替えてますか」と質問している。

   回答には、休み中は「メールはみません」、「休みは休みです」、「経営者でない限り緊急時以外は対応しなくてよろしいのではないでしょうか」との書き込みがあった。

   回答内容はなるほど正論だが、質問者と同じような悩みを抱えた人の多くは、「(それは)わかっちゃいるけどやめられない」状態なのかもしれない。そんな真面目なタイプの人でも気兼ねなく夏休みを謳歌できるようにするため、何か実践的な対策はないのだろうか。

「暑中御見舞い」を兼ねた夏季休暇報告メール

   取引先からメールが届いたらすぐに対応しなければ、と考えてしまい、休みを返上して業務メールをやり取りしてしまうのなら、きちんとした手筈を整え、夏休み中に取引先からの問い合わせが来ない状況を作っておくのが良さそうだ。

   ネット上には「夏季休暇報告メール」の例が紹介されている。ビジネスメールのノウハウをまとめたサイト「ビジネスメールの教科書」では、夏季休暇を知らせるメールには必ず「休暇期間」と「休暇中の対応」を明記すること、と解説している。また、自分の休暇の日程を知らせるだけのメールを送るのは忍びない……という場合は「暑中御見舞い」「残暑御見舞い」を兼ねて「夏季休暇報告メール」を作成するのも一案だ。メールのテンプレートなどを掲載している「メール例文.COM」では、冒頭に季節の言葉を使うことでメールに季節感が出て、「ご無沙汰している相手への連絡の口実にもなります」とし、「通常の用件に暑中見舞い・残暑見舞いのフレーズを添えて、相手を気遣う気持ちを伝えると好印象」ともコメントしている。

   夏季休暇の日程と、担当者不在の間の対応が明確にわかれば、取引先も安心するだろう。むしろ業務の進行にしっかり配慮した上できちんと夏休みをとることは、会社の評価につながるかもしれない。今年こそ、ちゃんと休める夏休みを過ごそう。(RH)