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あの人はなぜ「ストレス」に平気なのか コントロール法を知る

   前回のパート2「体調を整えるボディタイム」に続き、ビジネス電子本『からだと心のヘルスマネジメント』(ジェイ・キャスト)のパート3「ストレスをコントロールする」の冒頭部分を紹介する。

からだを調節することによって「抵抗」する

(第1節)調査による実情
厚生労働省のストレス調査(平成12年 保健福祉動向調査)によれば、2人に1人(54.2%)がストレスを感じており、特に25~54歳の働き盛りに多いことが報告されています。ストレスの内容は、男性では「仕事上のこと(41.3%)」「人づきあい(25.5%)」、女性では「自分の健康(28.6%)」「収入・家計(25.6%)」が目立ちます。


(第2節)ストレスの概念
ストレスという言葉は、いろいろな悩みやからだの痛み、病気の苦しみなどを説明する時にごく当たり前に使われています。ストレスのもととなる刺激がからだや心に加わると、不安や苛立ちなどの感情や、痛みや不快などのからだの感覚が入り交じって、心理的あるいは生理的なストレスとなり、それがからだの疾患を引き起こすと考えられています。


(第3節)抵抗と回避
人間は、からだを調節することによってストレスに対して抵抗します。このストレスを乗り越える反応が、ストレス反応と呼ばれるものです。もうひとつの反応として、仕事をさぼる、登校拒否に見られるストレス回避の行動があります。これは、ストレスから逃れようと無意識の働きが生まれることを指します。


(第4節)ストレス反応は個人差がある
ストレス刺激が加わると、精神的あるいは身体的な症状として反応が現れます。一般的に強い刺激が加われば、大きなストレス反応が現れますが、ストレスに対する感受性の低い人の場合には反応は小さくてすみます。一方、ストレス刺激が弱い場合でも、ストレスに対する感受性が高い人は、大きなストレス反応を引き起こすことがあります。


(第5節以下、パート3の続きは電子書籍で。次回はパート4)


<J-CAST BOOK電子ビジネス本『からだと心のヘルスマネジメント』2013年Kindle版から>