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面接に来た学生が「カラコン」装着 「一発でアウト」派VS「好感」派でバトル

   カラーコンタクト、通称「カラコン」は、少し前までは「ギャルが着けるもの」というイメージが強かったが、最近では多くの女性が愛用するようになってきた。

   黒目を大きく見せたり、強調して見せたりする効果があり、目つきの改善にも期待できるというカラコン。では、少しでも相手に与える印象を良くしたい場面の1つである「面接」に着けていくのはOKなのだろうか。

「目力より気にすることあるでしょ」

カラコン、着けてもいいの?
カラコン、着けてもいいの?

   Q&Aサイト「発言小町」に、「就活のとき、カラコンって大丈夫?」という質問が投稿された(2015年1月23日)。

   質問者は大学3年生の女性で、普段こげ茶色のナチュラルなカラコンを利用している。就職活動は3月から本格スタートするが、その際にカラコンを着けてもいいものか、と悩んでいるという。

「私は個人てきにメイクと一緒でカラコンをしたときのほうが自分に自信も持てる気がするし、目力も強くなるとおもうし、就活の際にも派手なカラコンじゃなければいいんじゃないかと思うのですが、、、世間的にはカラコンってあまりいい印象ではないものなのでしょうか」(原文ママ)

と、意見を求めている。

   回答欄には、

「私は企業の人事をしていた経験があります。私のいた上場企業の場合、カラコンは採用しませんね。コンタクトは問題ないです。だって、カラコンっていくら茶色だろうがなんだろうが、付けていたら一発でわかりますよ(笑)。ハッキリ言って、瞳だけが大きくてちょっと引きます。あらら~って感じですね」

という採用経験者の書き込みをはじめ、

「面接するのはあなたの友達と同年代の人間じゃないでしょうに。目力より気にすることいっぱいあると思うんだけど」
「メイクは身だしなみの範疇、カラコンはオシャレの範疇だと思います。就活に身だしなみ以上のオシャレに精を出す姿勢に良い印象は持ちません」

など、手厳しい意見が並んだ。

「常識的で自然だったらいいけど」という面接担当者も

   大人は厳しい意見を持っているようだが、ツイッターを見てみると、「とある面接にカラコン装備で行く所存」「わたしカラコン入れて就活しました」「新しいカラコンが小さめですごく好き ナチュラルだから就活これで行けるっしょ」など、「面接や就活もカラコン装着で」という人は少なくない。

   ジョンソン・エンド・ジョンソンが実施した「新卒採用面接と瞳の魅力に関する意識調査」(14年3月3日結果発表)によると、企業の採用面接担当者200人のうち、初対面の印象に「目力」が影響すると回答したのは92.5%という高い数字が出た。

   一方で、「採用面接で、カラコンやサークルレンズ(黒目のまわりを囲うように色を付け、瞳を大きく見せるコンタクト)を着用している女子学生をどう思う?」という質問には、

「常識的で自然であればよいが、不自然な見た目の場合、常識がないと判断される」(男性・53歳)
「自身のアピールとして好感はある。ただし、似合わない場合は、大きなマイナス点になる」(男性・48歳)

という意見も上がったという。

   若い女性の間では「当たり前」になりつつあるカラコンだが、一般的な受け止め方は、まだまだ様々のようだ。「面接でカラコン装着は当たり前」の時代は来るのだろうか、それとも・・・。(MM)