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「初任給で50万円・・・価値観変わりそう」 ランキング1位の衝撃と「平均額」

   なんと、「初任給」が50万円の会社がある・・・! 先日、東洋経済オンラインが公表した、上場企業の「初任給」ランキングトップ500が、話題を集めている。ぶっちぎりの1位は、大阪市に本社を置く「日本商業開発」。初任給の額は、断トツでトップの「50万円」だった。

   多くの会社では、初任給は20万円前後の「横並び」が一般的。そんな中、他社を大幅に上回る額を支給する企業の顔ぶれに、ネットでは様々な反応が飛び交っている。

平均は20万7450円

初任給、いくらだった?
初任給、いくらだった?

   話題のランキング記事、「衝撃!これが『初任給が高い』トップ500社だ 1位は50万円! 20万円台に横並びで集中」(2015年4月9日)は、東洋経済新報社が、上場企業(約3500社)へのアンケートから、「初任給」「賞与支給額」「残業時間」などをランキング化したもの。初任給については、上場企業の約8割となる、2861社から回答があった。

   1位は、「日本商業開発」(本社・大阪市)。初任給は50万円で、唯一の50万円台だ。同社は、テナントによる商業施設開発を前提として底地を取得し、売却益を得るビジネスを展開している。2位は、ソーシャルゲーム開発の「KLab」で、32万円。同社は、ゲーム開発のエンジニアを中心として、高めの初任給にしているという。3位は「ドウシシャ」(本社・大阪市)。日用品・服飾などの卸を手がける。4位以下は、メディア事業を展開する「ユナイテッド」、「楽天」、大学発のベンチャー「CYBERDYNE」、ゴルフ場経営の「グリーンランドリゾート」が、いずれも「30万円」だった。初任給の平均は20万7450円で、「22万円」ちょうどのライン(357位)に、100社近くが並んでいる。

   ネットでは、早速、トップの「日本商業開発」(50万円)への驚きを表明するツイートが飛び交った。「1位の会社、仕事内容も給料もめっちゃいいなぁ・・・」という人もいれば、「初任給で50万円・・・価値観変わりそう」、「初任給で50万もらえたらそこで、満足しちゃいそう」と、あこがれ半分、やっかみ半分(?)のようなつぶやきもある。

   ランキング上位の企業は、軒並み、初任給が30万円台。平均より約10万円高いが、「そんな会社に入ったらプレッシャー与えられて大変だよ」というつぶやきもあった。「初任給が高いってことは、それだけ期待され、働かされるわけだw」と、労働環境の厳しさに思いを馳せる人もいる。自分の会社が、ランキングに入っていたという人からは、「うちの会社ランクインしてるけど、働き方考えたら高いと思えない」という声もあった。(KH)