2019年 12月 12日 (木)

上司に花を持たせていますか?

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   花を持たせるとは人に名誉を譲る。その人を立てて功を譲ること。例えば、長年活躍してきたスポーツ選手の引退試合。後輩たちは先輩の功績を称えて、活躍できる機会を譲る場面をみかけます。こうしたことが花をもたせる場面の典型かもしれません。

   美しい光景ですが、後輩たちも、今後の関わりを円滑するために行う気配りといえます。「あのとき(引退試合)では世話になった」とのことが、先輩がコーチや監督になったときには自分にプラスになります。そんな、花を職場で上司や先輩社員にもたせていますか?

トラブル処理の着地点

部長のお蔭です
部長のお蔭です

   そもそも「上司はトラブルに使うツールだ」とよく言います。何かトラブルが起きた時に、クレーム処理を一緒にしてもらう。自分では処理できない、またはうまくいかない時に助けてもらう。そんな頼もしい存在です。上司としても、部下に頼られるのはまんざらではありません。たとえそれがトラブル処理であっても、自分が行くことでトラブルが収まるのであれば、なおさらです。部下の失敗によって取引先を怒らせてしまった。そこへ上司として付き添い、きちんと対応したら先方の怒りが収まった。そうなると、上司は「俺のトラブル処理を見て、勉強になっただろ?」と部下に対して得意になれます。さらに、「俺ってすごいな」と思う反面、「この場面で俺を使ったあいつもなかなかやるじゃないか」と、部下への評価もアップする。

   一方で、もし自分が行ったところで、状況が何も変わらなかったとしたら?

   部下の謝罪に付いて行ったのに、先方には聞く耳を持ってもらえず、さんざん罵倒されて土下座しても何も変わらなかったとしたら、上司も「もう二度とこいつには付き合いたくない」と思うはずです。

   もちろん、そうは言っても上司も仕事だから付き合いますが、その部下に対する評価は著しく落ちるはずです。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。「高城幸司の社長ブログ」
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