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SOS!職場の冷房が壊れた!! 酷暑を乗り切るための対策

   今年(2015年)の夏も暑い。ニュースでは連日全国各地の気温が取り沙汰され、熱中症になってしまった人の話も絶えない。

   この猛暑を乗り切るための最も重要な手段の1つが「冷房の活用」だが、もし日中の大半を過ごす職場の冷房が壊れてしまったら・・・。そんな恐ろしい事態に見舞われてしまった人のSOSがネット上に書き込まれている。

予算が下りず修理もままならない

職場が灼熱地獄!
職場が灼熱地獄!

   Q&Aサイト「発言小町」に、「職場の冷房が完全に壊れました」という、想像するだに恐ろしいタイトルのトピックが投稿された(2015年7月22日)。

   投稿者の職場では、投稿日の前週から冷房の調子が悪くなり、この週から全館完全に止まってしまったそう。業務用の特殊なエアコンで、室外機だけでも修理費が何百万とかかるため、すぐには予算が下りず改修工事もできないという。

「室内温度は毎日30度からさがりません、体調を悪くする人も出ますがどうしようもありません。自己防衛の度を超えており、窓を開けても日中は熱風が入り込むため逆効果です。14時、15時過ぎが一番地獄です。毎日暑さでグッタリしてしまい、仕事が終わっても家事が辛くて思うようにできません」

と、だいぶ危険な状態になってしまっているようだ。

「テレビでは高温注意報が出て、適切な冷房の使用を呼びかけているのに、工事も簡単にままならない会社に憤りを感じます。壊れる前に毎年点検をして、使用年数も守るべきだったのではと思います」

と職場への怒りが募っているようで、「何かのきっかけで退職に自分を追い込んでしまいそう」と思いつめている。「このやり切れない気持ちをどうしたらよいのかアドバイスお願いします」と、意見を求めている。

USB卓上扇風機、凍ったペットボトル飲料・・・

   メンタルの面を何とかしたい、との相談だったが、回答欄には取り急ぎ冷房なしでこの猛暑を乗り切る対策が寄せられている。

「トピ主さんはデスクワークでしょうか。それであれば個人対策として少し出費になりますが『USB卓上扇風機』の利用はいかがでしょうか。暖かい空気を顔面でなでまわすだけになりますけど、多少なりとも風の流れをつくるべきです。(中略)粉末から少し濃いめに作ったスポーツ飲料と氷を多めに入れた保冷マイボトルを職場に持参して、十分ミネラル補給をしてください。私はサーモスを使っていますが氷は終日持ちます」
「コンビニの冷食売り場に凍ったペットボトル飲料があります それを買い、腋や首もとや膝裏などにあて体温調節すると良いです あと、薬局で保冷剤を買い冷凍室で冷やして職場に持ち込むと良いです ペットボトルを再び凍らせて再利用するとコストはやさしくなると思います 塩分などミネラルの摂取もおねがいします」
「とりあえず、建物の状況がわからないので何とも言えませんが、サンシェードをつけ、熱を遮断するカーテンを買い、冷風機や扇風機を買い、リンパ節(脇下、股関節の前)に保冷剤を当てるのが良さそうかなと思いました」

   いろんな対策が試せそうだが、労働安全衛生法の規定に基づいて定められた「事務所衛生基準規則」にはこんな取り決めが。

「事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が十七度以上二十八度以下及び相対湿度が四十パーセント以上七十パーセント以下になるように努めなければならない」(第2章第5条第3項)

   この猛暑に職場の冷房が壊れたら、自衛策を取りつつ、とにかく早急に修理することを訴えた方がよさそうだ。(MM)