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「夏のストッキング」が暑すぎと悲鳴 男もいっぺん履いてみろ!

   ネクタイや上着を着ない軽装で冷房を節約する「クールビズ」。年々定着しつつあり、街中でノーネクタイにシャツを腕まくりして歩いているビジネスパーソンを見かけることも増えてきた。

   その一方で、意外と女性が夏場のビジネスファッションで苦しんでいるらしい。「ストッキングが暑すぎてもう嫌!」というのだ。

「パンスト義務付け」の職場も少なくない

本当は素足がいいのに・・・
本当は素足がいいのに・・・

   女性情報サイト「女子SPA!」が、都市部で働く20~30代の営業職・事務職の女性200人を対象に「夏のパンスト問題」についてアンケート調査を実施し、結果を公表した(2015年7月27日)。

   それによると、「真夏にパンストを履くのは暑くてツラい」と回答した女性は42.5%。「できることなら真夏にパンストを履きたくない」が41.5%で、4割以上の女性が「夏のパンスト」を嫌がっていることが明らかになった。

   「嫌なら履かなければいいのでは」と思う人もいるかもしれないが、「パンストを履かないとマナー違反だという雰囲気がある」と回答した人が16.0%、「職場でパンスト着用が義務付けられている」人が7.0%と、逃げるに逃げられない状況の女性も少なくないよう。

   そういった女性からは、

「ウチはストッキング着用が規則なんです。男性の上司には、いっぺんパンストを履いて暑さを味わってみてほしい!」(31歳)
「営業に行くと先方の男性がスーツなので、こちらもナマ脚では失礼かと。でも、お互いに暑さガマン大会みたいでバカらしいですよね」(28歳)

という声が寄せられたそうだ(調査は15年7月21~24日にかけてインターネットで実施)。

「ビジネスシーンではストッキング履くべき」

   実際ツイッターを見てみても、

「どうしたらストッキングを履かないですむか全力で考えたい。暑い。仕事嫌だ」
「ストッキング脱ぎたい・・・仕事上脱げないツラさったらない。こんな暑いのに・・・素足でいいじゃないか」
「めっさ暑い・・・OLのストッキング着用義務ってもう辞めませんか?」

など、働く女性から「ストッキング嫌だ!」という声が相次いでいる。

   ここまで嫌われているなら、もう夏場はストッキング履かなくていいのでは?という人も多そうだが、人材育成トレーナーの美月あきこ氏は「NO」を突きつけている。

   「NEWSポストセブン」の記事(2013年7月27日公開)に、「ビジネスシーンでは、ストッキングは履くべき」とキッパリ言い放つコメントが掲載されている。

   美月氏いわく、「ビジネスマナーとして、素足はふさわしくないんですね。ビジネスマナーというのは、自分がどう思うか・感じるかではなく、相手からどう見られるかという、他人の視点が重要。周りの人への配慮が根本にあります」。ストッキングでは仕事がしにくいという人は靴下を着用すべき、ともしている。

   マナーの壁を前に、女性は我慢するしかないのか・・・と気が滅入る女性も多そうだが、最近は量販店などで冷感・涼感ストッキングが売られているのも見かける。「冷感ストッキング」でツイッター検索すると、「冷んやりサラサラして履きごごちいいのでオススメ!」「足だけ極寒\(^q^)/ 夏用冷感ストッキングの猛攻がとまりません」といった反応が並んでいた。(MM)