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F1フェラーリチームの「一員」になる 実に簡単な方法とは

   イタリアの自動車メーカーであるフェラーリのモータースポーツ部門 スクーデリア・フェラーリと、オランダに本社を置く石油グループのシェル。この2社が共同で、F1のフェラーリチームが使用するレース中のガレージの様子を3Dで疑似体験できるサイトを公開した。

   このサイト、もちろんパソコンからでも閲覧できるが、スマートフォンならではの技術を駆使することで、ガレージの「空間」をよりリアルに表現している。

スマホを傾けると眺める角度が変化

レース中のピットインの様子を真横で見学
レース中のピットインの様子を真横で見学

   サイトの特長は、2015年4月にバーレーンで開催された実際のF1グランプリレースにおけるフェラーリチームの舞台裏を、スマートフォンの「傾きセンサー」を使って楽しめること。

   サイトのトップページの画面から指で画面をタップして、チームが「ラボ」と呼んでいるガレージにまで場面を進めていくと、レーストラック上でレースカーのメンテナンスをするピットレーンにまでもたどり着ける。

   ガレージの場面には、普通乗用車にも技術を応用しているF1仕様のシェルの燃料や、マシンの状態をモニタリングするためにレースカーに搭載された100を超えるセンサーをエンジニアがトラッキングしている様子などが映し出される。

   スマートフォンを上下左右に傾けることで、ガレージ内の景色をさまざまな角度から眺めることができるが、F1やフェラーリのファンにとってはたまらないだろう。

メンテナンス手順も学べる

   このほかにも、わずか3秒ほどでレースカーの車体の点検作業が終わるピットレーンでのメンテナンス手順を学べたり、フェラーリと契約している専属レーサーのベッテルやライコネンの人物像などを紹介したりするコンテンツも。

   さらに、レースカーに給油するシェル製の燃料や、60年以上続くF1におけるシェルとフェラーリのパートナーシップなど、F1の魅力を詳細に知ることができるよう仕上がっている。

   サイトを訪れたユーザーは、フェラーリとシェルがF1で勝つために技術を探求する情熱や、F1の魅力をより身近に感じられるのかもしれない。あなたも「スクーデリア・フェラーリ」(イタリア語でチーム・フェラーリの意)の一員になった気分を味わえるだろう。(執筆:赤江龍介、編集協力:岡徳之)