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「就活で坊主頭」は不利か ソフト・モヒカン勧める人も

   来(2016)年行われる大学生の就職活動の面接解禁は、(4年生の)6月1日からになった。経団連が15年11月20日、発表した。・・・となると、そろそろ「方針」を決めた方が良い学生(現3年生)もいるようだ。

   それは、「就活のためには髪を伸ばした方が良いのか」と悩む、体育会系などの坊主頭の人だ。髪が伸びる速さには個人差があるが、ある都内の大学生は「坊主頭から普通の長さになるまで5か月かかった」と話す。「解禁」と同時に内(々)定が出るケースがあることを考えると、あまりのんびりとは構えていられないようだ。

「目立つのは避けたいです」

どうしようかな、髪型・・・
どうしようかな、髪型・・・

   質問サイト、Yahoo!知恵袋では、こんな投稿があった。「来年から就職活動なんですけど、髪型が『坊主』ってどう思いますか?」(9月29日)。体育会系などの部活動では定番(?)の、坊主ヘア。就活ではアリか、ナシか。

   投稿者いわく、「幼児の頃から今までずっと(バスケ部だったので)バリカンで坊主にしています」。しかし、来年から就活が始まるため、「少し伸ばしたほうがいいのかどうしようかなと思っている」そうだ。

   両親にも相談した。「父は大工で、坊主とか当たり前な世界。『坊主で就職活動して何が問題なのか』と言われました。母には、『ずっとスポーツをやってきているので、坊主でもスポーツマンかつ爽やかな印象があっていいのではないか』と言われました」。

   だが、投稿者は迷う。「リクルートスーツ着て坊主って、どうなのかなと思います。あまり見かけないですし、目立つのは避けたいです」。しかも、坊主以外の髪型を経験したことがないので、「理髪店に行ったら『リクルートカット』といえばいいのか? 髪型のセットのやり方は? 整髪剤とか何をどう使うのかも知りません。坊主以外の髪型を知らないので何もわかりません。アドバイスお願いします」と、ネット上に助けを求めた。

「ありのまま」でいい

   回答は、おおむね「OK派」と「NG派」が、半々くらいといったところ。まずは「OK派」から。「別にいいと思いますよ。顔面も手入れすれば爽やかですし」という人もいれば、「ビジネスの世界では、坊主頭の人は多数いらっしゃいます。残念ながら髪の毛がさびしい状態になり、いっそのこと、と言って剃り上げている人もよく見かけます。いずれにしてもおかしいものではありません」という人も。

   その回答者いわく、「社会人になってどうするかは、会社の指示によると思いますが、こと(バスケを頑張ってきた)あなたの場合は『ありのまま』でいいのではないでしょうか。その方が自分らしさを出せると思いますし、下手に飾って失敗するよりはよっぽどいいと思います。中身がしっかりしているなら坊主頭ぐらいはなんともありません」。なんだか、心強い。

「結構、坊主禁止の会社って多いですよ」

   一方、「坊主ヘアで就活はNG」との指摘も。

   「外資などならともかく、残念ながら日本ではまだ坊主はスタンダードではありません」

   「有利不利はさておいて、良くも悪くも周りから浮いて目立つことは覚悟した方がいいでしょう」

   要は、「目立つのがイヤなら辞めた方が・・・」ということか。

   「結構、坊主禁止の会社って多いですよ。就活では止めた方がいいと思います」という人もいれば、「現実的な話になりますが、(略)『営業に出てもらいたいけど、坊主頭じゃ無理だな』と、マイナスなイメージがつかないとも限らない」との助言もあった。

   具体的なアドバイスとして、「ソフトモヒカン・スタイル」を提案する人もいた。「頭のてっぺんだけ髪を少し残して、残りは今まで通りカット。セットはケープ(整髪料)で立たせるか、自然でも立つとは思います。イメージは芸能人のゴリより少し短めみたい感じです」。

   賛否両論ある「坊主ヘア」だが、ロングとの間をとって「ソフトモヒカン」・・・にも賛否両論が出るのだろうか。(KH)