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社長を禅譲、今度は2度目 ヤマダ電機の創業者

   家電量販店最大手のヤマダ電機は、創業者の山田昇社長兼CEO(最高経営責任者、72)が代表権のある会長に就き、桑野光正・常務総務本部長(61)が社長兼代表執行役員COO(最高執行責任者)に昇格する人事を、2016年1月19日に発表した。4月1日付で就任する。山田氏は一旦禅譲後、13年6月に社長に復帰していた。

新社長は総務・人事畑

   13年に上場以来初の2期連続減収減益になったことを受けて社長から降格していた、一宮忠男・副社長兼代表執行役員COO(60)は、副会長兼代表執行役員CEOに就く。

   桑野氏は、2004年にヤマダ電機に入社。研修センター機能の「礎生塾」の塾長や総務、人事畑を歩んできた。

   ヤマダ電機は、山田氏が1973年、群馬県で創業。一代で国内最大の量販店に育て、2002年に業界首位。11年3月期には連結売上高が2兆1532億円に達した。しかし、インターネットによる通信販売の普及や家電市場の縮小で成長が鈍化。12年3月期~15年3月期の連結税引き後利益は、4期連続で減益となっていた。