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「やる気のない同僚」への対処法 一歩誤ると「ウザい人」扱い

   自分は仕事へのモチベーションが高いのに、周りの同僚はやる気なくて・・・そんな職場にいて、毎日うんざりしてしまうという人もいるようだ。

   みんなもっとやる気を出して!――そう言いたくなっても不思議ではないが、実際にその気持ちを表にあらわしてしまうと、思わぬ反発をくらうかもしれない。ではどうやって、「改善」すればよいのだろうか。

「周りを巻き込んで楽しみたい」

周りとの温度差が辛い・・・
周りとの温度差が辛い・・・

   掲示板サイト「掲示板ミクル」に、「頑張っちゃってると浮く職場」に勤めているという人からの書き込みが寄せられている(2016年1月20日)。

   「仕事に真面目で、上からの指示には率直に動きたいタイプ。仕事に『楽』を求めません」という投稿者だが、「頑張ってるけど、抜くとこ抜いてるし、仕事、楽しんじゃってるし」とも。

   しかし同僚からは、陰で「はりきり過ぎ」「自分も動かなきゃいけなくなるから、うざい」と言われてしまっているそう。内心「言われてる分にはいいのですが、私に負けないくらい頑張ってみろよ!!」と思っているという。

   周りの向上心のなさに、たまに憂うつになってしまうという投稿者。「同じような思いの人いません??周りを巻き込んで楽しみたいです」と吐露している。

「痛いわー」

   他のユーザーからは、

「私の職場もそんな感じです。1人でできる仕事は真面目に効率良くテキパキ動くようにしてますが、誰かとやる仕事は、その人のやり方に合わせながらやってますよ」
「向上心のない周りの人より昇進、昇給してやるって意気込みで、頑張って行きましょう!」

と、投稿者への賛同や応援も寄せられている。だが、

「そりゃ主さん痛いわー。仕事のスタンスって人それぞれだから。『余計なことせずに給料分だけ働いたらさっさと帰るだけ』と割りきってる人も多いです。勿論、仕事を他人に押し付けてサボる人には注意したらいいと思うけど」
「いくら仕事できたって、お金の為に働く同僚に対して何なの?って思う。笑えます」

など、投稿者の姿勢をうっとうしいとする声も多い。

「温度の共有」を意識

   「ウザい」と思われてしまうからといって、周りとの温度差を我慢して自分までやる気を失ってしまっては元も子もない。

   一体どう対処したらよいのか。女性向けウェブマガジン「Lealta(レアルタ)」に、解決のヒントになりそうな記事が掲載されている(2013年11月27日、「よりよい人間関係のための『温度の共有』」)。

   同僚や家族、友人、恋人と温度差を感じた時、「まず相手の温度を感じてみることにしています。何でこの人はこういう風に感じているんだろう、と」。

   他人の主張ややり方に疑問を持った時、まず相手の「温度」を感じることで、なぜ相手がそうするのかに理解を示すことができ、「マイナスの要素なしに人間関係を円滑にしてくれる効果がある」という。

「温度を共有できるようになれば、自分が穏やかになれて、余裕が出て、人間関係にも深みが出るようになるように思います」

と、低い温度を高い温度まで上げるといった温度差の縮め方ではなく、相手との「温度の共有」を意識することを勧めている。(MM)