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仕事の目的は? 「給料」と答える人の共通点とは

   「何のために働いているか」は人それぞれだが、生活のため、家族を養うため、趣味に使うお金を稼ぐため・・・など、「給料」が働く目的になっている人は少なくないようだ。

   では、「給料以外で会社に出勤する理由」は?――ネット上で、従業員にこんな質問をした会社があると、話題になっている。

「給料以外のモチベーションに期待するな」

給料以外で出勤する理由
給料以外で出勤する理由

   2016年3月中旬、ある会社の新卒向け会社説明会の広告を紹介するツイートが投稿され、議論を呼び起すきっかけとなった。

   「広告」文では、給料以外で会社に行く理由について、顧客や職場の周囲に迷惑をかけないため、といった声があがっていた。投稿した人は、こうした発想には批判的な姿勢を示している。

   他のツイッターユーザーからは

「お金のためにこっちは労働力と時間を提供してるんだよ。お金が絡まないならプライベートだよ。仕事じゃないよ」
「極論すれば、給料以外のモチベーションに雇用側は期待してはいけないと思う」

など、投稿した人と同様、否定的な声が寄せられている。

   一方で、

「別にヤバくないんじゃないかしら? 給料だけで仕事選ばないでしょ」
「むしろカネ以外何もなくても出社できる方がすごいと思うが」
「正直な話、給料のため『だけ』に仕事できるほど私は心強くないです」

など、「別に問題ないのでは」と思った人も少なくないようだ。

   ちなみに「プレジデントオンライン」には、「低年収ほど仕事の目的は『給料』」というちょっとコワい見出しの記事が掲載されている(2014年2月18日)。

   個人年収300万円台、500万円台、800万円台、1000万円台、1500万円以上の各年収200人ずつ、計1000人に「仕事に求める最大の目的」をたずねたところ、「給料」が300万円台では60.5%だが、年収が上がるごとに割合が下がっていき、1000万円台では46.0%、1500万円以上では42.5%となっている。

   給料以外の「仕事の目的」は、1000万円台は「面白さ」が20.0%、「社会や人々へ貢献」が13.0%で、1500万円台は「社会や人々へ貢献」が22.5%、「自分の成長」が13.0%となっている。調査は12年3月23日から25日にかけてインターネットを通じて実施した。(MM)