2019年 12月 5日 (木)

言い出しっぺの幹事業を厭うなかれ 労苦にはおいしいご褒美が(高城幸司)

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   「いろいろご苦労様です。幹事は大変ですよね」

   何事にせよ人の集まりを仕切る幹事役は、周囲から殊勝に見えるものです。まして、その幹事役を自らが手をあげて引き受けた「言い出しっぺ」は責任重大。「言い出したのは君でしょ。最後まで責任もってお願いしますよ」と逃れられない立場になります。

   ちなみに「言い出しっぺの法則」をご存知ですか? 最初に提案した人間が自ら実行するべきであるという理念のこと。

   A「今度、職場で親睦のために飲み会をやりたいですね」

   B「そう思うのなら、君が幹事で仕切ってください。よろしく」

   自分から進んで行動しない人や、人の計画を批判するだけの人を黙らせるには大変効果的な一言として、ネット上でつかわれることが増えています。

最後までやり切る経験を

勉強会を仕切る苦労も買ってせよ
勉強会を仕切る苦労も買ってせよ

   C「××なキャラがあればいいのにな」

   D「だったら自分でつくれよ」

といった感じでしょうか。ネット社会では言い出した人物が先陣を切ってそれをやることを求められるから、との背景から法則として広まったようです。いずれにしても言い出しっぺになり、ネットよりリアルな場面でも(仕事では是非とも)積極的に引き受け、最後までやり切る経験を重ねるべきです。なぜなら、大変な苦労の分だけ恩恵にあずかる可能性もあるからです。

   例えば、日常業務に追われるだけではできない社内外の人脈がつくれる可能性が生まれます。あるいはセルフブランディングが広まることで、おいしい仕事が舞い込むチャンスが増加します。ちなみにセルフブランディングとは「個人」が、自らをメディア化し、自らの力でプロモーションできる状態になること。

   「こんな仕事ならEさんにお任せすれば間違いない」ということが強く印象づけられれば、大きなプラスになります。言い出しっぺとして仕事をやり切る場面は、周囲の関係者がみな注目しているからです。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。「高城幸司の社長ブログ」
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