2019年 9月 20日 (金)

崖っぷち酒蔵継ぎ10年で幻の銘柄 四代目39歳が打ち明ける秘訣3点

印刷
人気店や企業から非公開の招待状をもらおう!レポハピ会員登録

   近年何度目かの日本酒ブームに私も乗って、個人的に贔屓にしている地酒銘柄があります。個人ではほとんど手に入らないほどの人気なので、酒蔵と付き合いがありその銘柄を常備している店で飲んでいるのですが、そこの店主から意外な話を聞きました。

「この銘柄は世に出てまだ10年にも満たないもので、若い経営者が一から作ったまったく新しい酒なのです」

サラリーマン風の出で立ちで

こたえられません
こたえられません

   私はてっきり、酒蔵に代々伝わる酒造りを磨きに磨いて今の味に至ったものに違いない、と思い込んでいました。ところがその酒蔵Mの四代目若手経営者は、従来の酒造りを一変させ、これまでとはまったく違う考え方で人気銘柄を作り上げたのだというのです。

   「社長に会って、ぜひ話が聞きたい」。俄然、私の好奇心は掻き立てられました。そしてこのゴールデン・ウィーク、店主が定例で行う酒蔵訪問に、無理を言って同行させてもらうことにしたのです。

   酒蔵Mは東北の一地方都市にありました。経営者のY社長は39歳。およそ、私が想像していたような若手カリスマ職人風情ではなく、むしろ中間管理職サラリーマン風とでも言えそうな出で立ちでした。それもそのはず、彼は大学卒業後すぐ実家を継ぐことを望んだものの、先代である父親からその許しを貰えずに、数年間、東京の大手電子機器メーカーにSEとして勤務したのです。

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。 連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中