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つい盗み見た妻の給与明細に愕然 派遣だったはずがこんなに!

   女性対象のマーケティングを手がける「HERSTORY」が行った「全国の主婦に聞きました パートナーに隠し事はありますか?」という調査(2012年12月15日付)によると、夫に「隠し事がある」と答えた妻は58%。その「隠していること」の第1位は「内緒のへそくり・貯金」(54.5%)で、以下「お小遣いの使い道(買い物)」(29.3%)、「過去の恋愛歴」(24.9%)と続いている(調査は2012年9月から10月にかけて、全国の20代~60代の既婚生活者971人を対象にインターネットで実施)。どうやら、世の多くの妻は、夫に対してお金のことをすべてオープンにしているわけでもなさそうだ。

3年前は派遣と言っていたのに

なぜ3年も、私に隠していたのか
なぜ3年も、私に隠していたのか

   Q&Aサイト「発言小町」に「妻の給与明細をつい見てしまった」という夫からの投稿が(2016年6月28日)。男性は30代前半で年収500万円。結婚3年目、1歳の娘がいるという。置きっぱなしになっていた妻の給与明細を見たところ、その年収は約450万円と判明。

「結婚前は年収300万、派遣だと言っていたのに」「3年前は派遣と言っていたのに、役職手当も!」「ボーナスは出ないといっていたけど、しっかり出てるじゃないか!」

と、うろたえることしきり。お互いに金遣いが荒いわけではなく、服装も質素。二人で話し合い、生活費や貯金額も決めている。夫婦仲もよく、男性は妻にやましいこともないという。なのに「何故私に言ってくれないのか......」。

   途方に暮れた男性は、

「これは妻に問いただしてもいいものでしょうか?」

と、取るべき態度を広く世に問うた。

あなたへの思いやりでは

   この相談に対し回答者からは、

「あなたへの思いやりでしょう。プライドを傷つけまいと思ってのことでは」
「同じぐらいの年収だというと気が緩んで、お金使いが荒くなると思ってるのかもね」
「貯金して、旦那さんを驚かせたいのでは。やましいことがある人や使い込んでいる人は給与明細を置きっぱなしにしませんよ」

など、「奥様に悪気はないはず」と、とりなすコメントが寄せられた。その一方で、

「取り決め分もきちんと話をしているなら、人の稼ぎに口出しなど無用」
「なんで『給料を知った→聞いていた金額よりも上だった→良かった』で完結できないんですか? この3年間の間に奥さまが頑張った証拠ではありませんか。それを盗み見て問いただすなんて」
「乳飲み子を抱えたなかで、役職につかれて頑張っていらっしゃる奥さま。普段の夫婦仲がよいなら、藪をつつかなくてもいいのでは」
「年収、役職、会社の規模、学歴、身長、腕相撲にボーリングやゴルフのスコアまで、彼女や妻に勝たないと気が済まない男性が多いこと!」

と、男性に対し手厳しい物言いも目立つ。また、

「問いただすよりも何でもないことのように『見ちゃった』でいいと思う。責める言い方はダメ」
「『派遣から正社員になったと言ってくれたら、お祝いしたのに』などと上手に言えばいいのでは。言えないなら見なかったことにすべき」
「結婚3年目、お子さん1歳ならお金の話を仕切り直すいい機会ですよ」

といったフォローも寄せられた。

   それらの回答を読んだ投稿者、それでもなお、もやもやが解消するものでもないらしく、

「『隠される』こと自体が今後妻への信用に影響してくると思うんです」「とりあえず妻の収入が私より上とか下とかは結構どうでもいいんです。こういう大きなことを隠されていたことにより妻が信用できなくなるのが嫌なんです」

と、のっぴきならないところまで思い詰めている様子。円満に事が収まればいいのだが。(KM)