2024年 4月 19日 (金)

まだ内定が出ていない4年生に グループ別対策を伝授しよう

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   今回のテーマは「周回遅れの2017年卒就活」です。現在の4年生ないし大学院修士2年生(短大2年生も)については、2016年7月11日の「夢は夢として後半戦に臨もう 敗者復活を支援するシステムも」と2016年6月13日の「第一志望にふられ岐路に立つ学生よ 再アタックもいいが進むべきはこの道」で取り上げたのですが、もう1回。

  • スタートの時期は一緒でも
    スタートの時期は一緒でも
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周回遅れの学生に3グループあり

   というのも、実際のところ世の中はぼちぼち2018年卒就活向けのイベントについて動いているので、私が軽い気持ちで、

「18卒就活がそろそろ動き出す今日この頃~」

という一文をメールに入れたところ、大学関係者から、結構な数の苦情が来ました。

「そりゃその通りなんですが、現4年生の17卒就活だって、まだまだですよ」

というわけで、周回遅れの就活生についてもう一度、解説します。

   取材すると、10月上旬時点で2~3割がまだ就活継続中、との回答が多数ありました。

   どういった学生が就活を継続しているのかというと、これは3グループに分かれました。「積極的出遅れ」「高望み失敗」「引きこもり寸前」です。

   「積極的出遅れ」は、国家公務員志望、海外留学からの帰国、大学院志望・資格試験(司法試験、税理士など)からの転向、ゼミ活動や体育会活動で夏頃まで身動きが取れなかった、など。積極的な理由があって就活をしてこなかったのが、このグループです。

   「高望み失敗」は、3年生の夏・秋ごろから就活を続けているものの、大企業しか受けていません。あるいは、業界をマスコミ、スポーツ、アパレル、航空などと限定して考えすぎた結果、失敗しているのが特徴です。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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