2024年 4月 23日 (火)

それを言っちゃあおしまいだよ 就活NGフレーズを心得ておく

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   今回のテーマは就活NGフレーズです。様々な場面で、言わなきゃいいのに学生がつい言ってしまう、聞いてしまうフレーズがあります。たいてい本人に悪気はないのですが、その一言で窮地に陥ることもあります。

   では、それぞれの場面を見ていきましょう。

身近な人に聞いてはいけないこと

それを言ってはいけません
それを言ってはいけません
「どういう企業がいいと思う?」

   この質問を自宅や実家で母親に聞くのはNGです。

   就活中、学生は親を頼りにすることがしばしばあります。それはかまわないのですが、決定的にまずいのは、母親に企業選び・業界研究について聞くことです。

   よほど社会人生活が長くて、様々な企業・業界事情に詳しい人ならまだしも、多くの母親は、それほど企業・業界事情に詳しいわけではありません。その母親に聞いたところで、有名な企業を勧めるに決まっています。自分が勧めた有名企業に入るに違いないと母親に勘違いされてはたまりません。

「自分の欠点を教えて」

   これを大学で、友人や後輩に聞くのもやめておきましょう。

   自己分析の変化球、「他己分析」を得ようとして自分の長所や短所を周囲に聞く学生が増えています。他己分析自体はいいとしましょう。問題は、短所・欠点を指摘した相手に悪感情を持たないでいられるか、それぐらいの信頼関係を築いているか、という点です。

   お互いに率直な意見を言い合えるぐらい深い人間関係ができているなら大丈夫でしょう。そうでなければ、当たり障りのない表面的な感想をもらうのが関の山です。他己分析としては役に立ちそうにありません。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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