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早稲田が明治を急追 両校とも元手は倍に FX対抗戦

   米連邦市場委員会の利上げ(0.25%)が決まり、円安ドル高が進んだ。114円台から117円台までドルが買われるタイミングで早稲田YTは大きな利益を出した。一方の明治NSは、取引のタイミングが合わず、歯がゆい展開。週間単位ではなんとか利益を確保したものの、早稲田に詰め寄られた。2016年夏、1000円を元手にスタートした早明戦、両校とも残高を2000円台に乗せた。

米利上げを追い風に大きな利益(早稲田)

12月15日(木)

   早朝に、FOMCが政策金利の誘導目標を0.25ポイント引き上げることが発表された。実際に追加利上げが決定されたことから、ドル買い円売りが優勢になると予想した。FOMCメンバーが金利見通しの引き上げを示唆したことから、ドル買いに拍車がかかった。1ドル114円台から117円台まで円安が進み、大きな利益を出すことができた。

   1ドル114.89円で買い、1ドル117.03円で売った。

   1869.35円が2083.64円になった。

12月16日(金)

   この日は、日経平均株価が前日比で上昇していたことや、前日の追加利上げ発表を受けた流れから、ドル買い円売りが優勢になると予想した。しかし、米10年債利回りの低下や原油価格の弱含み、また欧州の株安を受けて、円買いが優勢になっていた。久々に損失を出してしまった。(早稲田YT)

   1ドル118.19円で買い、1ドル117.92円で売った。

   2083.64円が2056.34円になった。

先週からの損益 +186.99円
現在 2056.34円

タイミング悪く逆指値にかかり(明治)

   今週(2016年12月12日~19日)のドル円相場は115円台から一気に118円台まで上昇した。これはトランプ次期米国大統領への経済政策への期待が依然として続いていることや、13、14日に開催された米連邦市場委員会(FOMC)が1年ぶりとなる政策金利の引き上げを決定したことが要因となっている。

   市場の予想通り0.25%の金利引き上げだったが、今後、FOMCが9月時点で想定していた2017年中の2回の利上げから1回増え、3回利上げするとの見通しが示されたため、さらに円安・ドル高が加速した。また、日経平均株価も1万9000円台前半から中盤で推移し、前週の12月6日から連騰記録は9日となった。

   来週はクリスマスに向け海外勢のフローが限られると見られるため、19、20日に行われる日銀の金融政策決定会合が唯一のイベントになる見通し。しかし、政策変更の可能性はほとんどないと見られており、相場に変動を与えることはそれほどないと考えられる。

   今週の取引は、まず上昇トレンド形成中であった時に順張りの押し目買いで(1)とロングした。しかし、この予想は外れ、そこから下落してしまった。あまり賢い選択とは言えないが、時間軸を少し長くして考えると、相場的には100円台前半から一気に上がってきているので少し待っていたらまた戻ってくるだろうと考えて、ポジションを持ち続けることにした。結果として、その後下げ渋り始め、再び値を戻し決済できた。

   (5)では、急騰した時、前の山の高値付近で少し反発の兆しを見せたためショートした。その選択は結果的には正しかったのだが、再び値を上げてから下降トレンドを作ったので、タイミング悪く損切り用の逆指値にかかってしまった。(明治NS)

取引履歴

(1)12/12 22:16 115.785 ロング
(2)12/15 04:07 116.000 決済 +78.05
(3)12/15 12:18 117.389 ロング
(4)12/15 15:07 117.396 決済 +2.45円
(5)12/16 00:40 118.352 ショート
(6)12/16 00:58 118.540 決済 -65.8円
(7)12/16 01:37 118.359 ショート
(8)12/16 01:57 118.355 決済 -1.4円

先週からの損益 +13.30円
現在 2143.45円