2019年 6月 25日 (火)

その12 映画館の予告編とCM 【こんなものいらない!?】

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   ぜひ見たい、評判の映画があった。映画館の座席でワクワクしながら、上映開始を待っていた。

   だが、まずスクリーンに現れたのは期待の映画ではなく、他の映画の予告編だ。それが1本、2本、3本...... と続いていく。

  • 東京・池袋の「新文芸座」は、予告編と本編の開始時刻を明示している。
    東京・池袋の「新文芸座」は、予告編と本編の開始時刻を明示している。

早く本編を始めてくれないか!

   予告編だけなら、まだいい。CMが登場する。化粧品だの、婚約指輪だの、車検だの...... 僕が昔いた新聞社のCMもあったりする。さらには、映画の盗撮は犯罪である、見つけたら連絡してほしい。上映中に大きな声でしゃべるな、自分の前の座席を蹴飛ばすな。そんな鑑賞時の「ご注意」まで出てくる。

   それらの本数や長さは映画館や上映する映画によって違ってくるし、時にはいきなり本編ということもある。だけど、一般的には全部合わせると、5分、10分、15分...... 早く本編を始めてくれないか。

   僕は暇人だけど、何も予告編やCMを見るために、あるいはお説教を聴くために映画館に来たわけではない。薄暗いところで座席に縛り付けられ、嫌なら目をつぶり、耳をふさいでいるしかない。

   映画館の考えていることは、聞かなくてもだいたい分かる。できる限り多くの予告編を見せて、客を増やしたい。CMで映画館の収入を増やしたい。お行儀の悪い客も少なくない。一応は注意しておきたい。そんなところだろう。

   また、昔の映画館は入り口に「何時何分から予告編」「何分から本編」とはっきり書いてあったはずだ。本編だけを見たい人は、その時刻に席に着けばよかった。

岩城 元(いわき・はじむ)
岩城 元(いわき・はじむ)
1940年大阪府生まれ。京都大学卒業後、1963年から2000年まで朝日新聞社勤務。主として経済記者。2001年から14年まで中国に滞在。ハルビン理工大学、広西師範大学や、自分でつくった塾で日本語を教える。現在、無職。唯一の肩書は「一般社団法人 健康・長寿国際交流協会 理事」
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