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使い古しのカバン なかなか「捨てにくい」ですよね

   新年度がスタートするこの時期、我が家では早々に冬から春・夏モードへ模様替えをするのですが、2017年はクロゼットの片付けから始めました。

   処分する衣類や靴などを袋にまとめながら、カバンを手にしばし思案。カバンって、流行り廃りが早い衣類や靴に比べて、簡単に捨てにくくありませんか?

  • だいぶ傷んできたけど、捨てられないな……
    だいぶ傷んできたけど、捨てられないな……
  • だいぶ傷んできたけど、捨てられないな……

色褪せた思い出のカバンが新品同然に

   カバンは少々時代遅れのデザインでも機能性が良いと、「とりあえず取っておこう」とか、思い出の1品だと捨てるのをためらったりしませんか? 私は、仕事カバンよりも使用頻度の少ないプライベート用のカバンのほうがクロゼットで眠り続けています。

   さて先日、近所の靴修理のお店へ行ったら、カバンのクリーニングやリフォームサービスもしているらしく、ビフォー&アフターが展示されていました。

   美しい! とても同じ品とは思えない! お値段はそれなりにするようですが、色褪せた思い出のカバンが新品同然になるのは嬉しい!

   カバンに限らず、就職祝いや歓送迎会などの記念品として、名刺入れやペンケースなど洗濯のできない物をいただくことがあります。少々劣化しても、手元に置いてなかなか捨てられません。捨てる行為が相手との関係性を自ら絶つようで気後れするのです

ビジネスカバンで傷みが一番目立つのは......

   そんな私ですが、街中でスーツや靴は立派なのに、いつ買ったのだろう? と思うようなボロボロのカバンを持っているビジネスマンを見かけると、「きっと思い出の品なのだろうなぁ」と共感しながらも、やはりアンバランスだよなぁ、と感じてしまいます。

   ビジネスカバンで傷みが一番目立つのは、四隅と底、取っ手の部分です。擦れて革が剥げたり黒ずんできたり、取っ手の縫い付けがほつれ始めたら、メンテナンスの時期でしょう。自分は毎日使っているから気にならなくても、他人は意外と目がいくものです。

   こんな時こそクリーニング&リフォームの出番! もちろん買い替えるという選択肢もありますが、少々費用はかかっても、お気に入りの品を使い続けることができます。

   大切な1品をピカピカにして、新たな気持ちで新年度を迎えたいものです。 私も冒頭で手にした、27年前に旅先で買った思い出のカバンをクリーニングに出しました。仕上がってきたら、たまにはクロゼットから外へ出してあげようと思います。(篠原あかね)